【wrwrd】後輩の頭のネジが行方不明 2

■アルバム■ ページ42

『さて、何しようか』


いよいよ洗濯物が乾くのを待つだけになってしまった大掃除。

どこから見付けてきたのか、チーノ君は昔懐かしいボードゲームでショッピと遊んでいる。

ほんとにどこから引っ張り出してきたんだ。

それ多分私が小学生くらいの時遊んでたやつだぞ。


tn「Aさんには悪いんやけど、さっきチーノがアルバム見付けてな」

『あの子何でも見付けてくるねw』

tn「あっ、見るのは本人に確認取ってからって話になったから中は見てへんよ！」

『んー、じゃあ見る？』

tn「ええの？」

『それくらいしかやる事ないもんね どこ置いた？』

tn「埃払ってから元あった場所に戻したで」

『おっけー』


クローゼットからアルバムを出すと、確かに表紙が綺麗になっていた。

これは、中学時代のかな。

アルバムを持って戻るとボードゲームをしていた二人もゲームを中断して炬燵で待っていた。

そんなに面白いものでもないと思うけど。


『ほーら、大先生だよー』

tn「大丈夫見慣れてる」

『じゃあコネシマ』

syp「飽きるほど見た」

ci「Aさんは…あ、おった！可愛いですね〜」

syp「当たり前やろ」

『いやいや あ、ほらこの子学年一の美人さんだった子だよ』

syp「Aの方が可愛い」

tn「言うと思ったわ まあ俺もこの子と比べたらAさんがええけど」

『ええ…トントンさんまで…？』

ci「Aさん可愛ええですもん！」


……私は学年一の美人ちゃんの方が可愛いと思うけどね。

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