【wrwrd】後輩の頭のネジが行方不明 (ページ38)

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■冬支度■ ページ38

冬支度しようとクローゼットからマフラーやらを取り出したが、長年使ってたのもあってボロボロだった。

これは新しくした方がいいかもなぁ。今日帰りに見に行こう。

『てことだからちょっと寄り道しようか』

syp「ん、いっすよあ、そうだマフラー俺に選ばせてくださいよ」

『え、いいけど…』

syp「俺好みにしてもいいっすよね、分かりました、じゃあそうします」

『自己完結すなw』

帰りに買ってくとなると当然のようにショッピ君がついてくる。

朝一緒に行くだけじゃなくて帰りも外で待っててくれるのだ。

流石に毎日じゃないけど、基本的にいつも来てくれる。

最初の頃は職務に支障がないか心配だったけど、最近はもう考えるのをやめた。

syp「あ、そうだ先輩俺のマフラー選んで下さいよ」

『ショッピ君マフラー持ってないの？』

syp「ありますけど、先輩が選んでくれたマフラーが欲しいんすよね」

『思いっきり女々しいやつ選ぼ』

syp「全然いいですよ恥ずかしい思いするのは隣歩く先輩なんで」

私が少し悪戯心を出すとショッピ君は煽って返してくる。

暫くそうやって遊びながら歩いてると遠くに見覚えのある人がいた。

『あれチーノ君？』

syp「ほんまやおーい、チーノさーん」

ci「……あ！ショッピさんにAさん！」

syp「チーノさんがこっちの方来るなんて珍しいっすね」

ci「時間あったんで遠出してみたんですよねいやぁ、Aさん達に会えるなんてついとるわぁ」

『チーノ君久し振り』

ci「お久し振りです！因みに今お二人は何してたんですか？」

syp「デートですあ、邪魔とかしんといてくださいね」

ci「分かりましたついてきます！」

syp「お前日本語通じとる？」

ci「通じとるよでも知り合いのデートって何か邪魔したくならん？」

syp「性格悪っ」

ci「それはお互い様やろ」

そんなこんなで、チーノ君がついてくることになった。