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☆ ページ8
「ただいま〜」
声かけると愛しの娘タマ美ちゃんが私の足へすりすりと寄ってくる
「今日も安定にかわいいね〜
おうちで何してたかなぁ〜？」
すっと抱き上げるとゴロゴロと喉を鳴らしてくれる
私の唯一の癒しでありデレポイント
はぁー。なんか疲れたなぁ。
残業した上に変な人たちに会ってしまって
気疲れ…
ため息をつくとするんと私の腕から抜けて行くタマ美
おやつ箱の前でニャオンとおやつを催促
飼い主のご機嫌より自分の欲求のままに…
いいね、タマ美は〜
私も来世は飼い猫になりたい
次会ったら…
次なんて来ない方がいい
しばらく、いや今後一切男なんて
恋愛なんてしないで生きていきたい
惚れた腫れただの連絡が来る来ないだの
「結婚する、しないなんて…」
そんな浮ついた世界からは離れて生きていたかった
大人になるにつれて訳もなく笑ったり、なんの意味もなさない会話がなんとなく苦手になっていた
だからより一層今日の自分は疲労困憊
こういう日はやることやってスパッと寝たほうがいい
そう決まればすぐに行動
ソファから腰を上げお風呂へ向かう
布団に入れば隣にタマ美がくるんと座り共に眠りに落ちた
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作者名：myu | 作成日時：2022年11月21日 2時
