「…恋の始め方」 (ページ49)

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☆ ページ49

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樹「よし！行くか！」

11時を過ぎる頃共に準備を済ませ樹の家を出た

樹の車で大型スーパーへと向かう

車の中はおしゃれな洋楽が流れる

　「今日すごい寝顔で寝てたよ」
樹「それもカッコいいだろ」
　「いや、あれは人様に見せていいもんじゃないよ」
樹「ギャップってやつだよ！」

確かにふわっと目にかかるくらいの前髪の下にかけられるメガネ姿で運転する樹はどこからどう見てもかっこいい

樹「別にいいじゃん。これから先Aしか見ないし」
　「見てる私が言ってるのに」

これから先、私にしか見せない姿が樹にはあるんだ

なんだかホワホワと胸が暖かかくなった

駐車場に着くと車をおりる

ひゅっと冷たい風が吹く

樹「Aこれ着な」

樹は自分の羽織っていた上着を私にかけてくれた

　「樹の方が寒そうだから着てなよ」
樹「いいの俺は、風邪ひかないから」
　「バカだからかな」
樹「バカは風邪ひいたことに気がつかないの！」

ワーワー騒ぎながらカートを押す

必要な食材をポンポンとカゴへ入れていく

樹「ちょっと俺いってくる」

駆け足にどこかへいく樹

樹に構わずスーパーの中をうろちょろ
このスーパー広過ぎる

大きい声で後ろから名前が呼ばれた