「…恋の始め方」 (ページ36)

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☆ ページ36

「できたよ〜食べよ」

ぐつぐつと煮込んで出来上がったのはちょうどお昼頃だった

高「わー！うまそっっいただきます！」
樹「いただきます！」

二人とも腹ペコだったのかがっついて食べる

高「大根ホヨホヨ…うま」
　「よかった。味染み染みになってる？」
高「うん！なってるなってる！」
樹「やっぱ寒い日はおでんだよな。毎日食いてぇ」
　「毎日はだるい」

あ！そうだ！となにかを思い出したのかスマホをいじり出す高地くん

高「みんな、年末年始は休み？」
　「うん、休みだよ」
樹「俺も特別なんかなきゃ休みかな」
高「今年の年末年始ここ行かね？？」

スマホをスクロールして見せてきたのは有名なスキー場

高「友達がここのコテージ経営してて安く貸してくれるっていうんだけどみんなで雪感じに行かない？」
樹「うぉー！めっちゃいいじゃん！行こうぜ！Aちゃんも行くよね？」
　「うん、いいね」

よっしゃ決まりなんていうとみんなへ連絡を取り始めた

樹「どれくらい滞在する？」
高「1週間ぐらいいたいけどそういうわけにも行かないし2泊3日が限度じゃね？」
樹「そうだよなぁ。働くのやめて遊んで暮らしてぇ〜」
　「そんなことできたら苦労しないよね」

学生の頃がどれだけ自由だったか思い知らされる
もっと沢山遊んでおけばよかったなぁ

　

おでんを食べながら冬の予定を大まかに決めた頃

高「じゃ、俺このあとジェシーと会うから帰るわ！」

と帰って行った