☆ ページ32
朝起きると樹はソファにいなかった
帰ったのかと思いベランダへ出た
冷たい風が吹く
樹「おはよ。」
すごい寝癖をつけてタバコを持った手で軽く手を上げた
「帰ってなかったんだ」
樹「今日は一緒にいるって言ったべ?」
なんだか安心感と懐かしさが込み上げてきた
北斗も先に起きてタバコ吸ってたな。。
樹の隣へ並んで火をつける
樹「よく寝れた?」
「うん、寝れた」
樹「そっか。よかった」
「ソファで寝れた?」
樹「寝れたけど猫ちゃんずっと俺の上にいて体痛い笑」
「動いたら呪われる気するもんね」
なんて穏やかな朝なんだ
昨日はあんなだったのに
「また樹に迷惑かけちゃったね」
樹「いいんだよ。Aちゃんが助けを求めたのが俺だったことの方が嬉しいから」
優しく頭に手が乗る
「樹、頭撫でるの好きだよね」
樹「なんか撫でたくなる笑 Aちゃんも猫みたいで」
「なんだそれ」
ズブズブと樹の沼へハマっていく音がする
眼福で留めるはずだったのにもっと樹と一緒にいたくなる
樹「今日さみーね」
「もう秋も終わるね」
樹の肩が触れる
樹「おでん食いたくね?」
「作る?」
樹「えっ作ってくれんの?!やったあ」
「コスパいいしたくさん食べれるじゃん」
樹「じゃあ一緒に買い出し行こっか」
今日のお昼はおでんになった
532人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:myu | 作成日時:2022年11月21日 2時