【呪術廻戦】いつか【結界師】 (ページ6)

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０日目―4― ページ6

五条さんに、「持ち帰って検討する」と伝えた次の日。

この日は休日のため、おばあちゃんは朝からお隣の墨村のおじいちゃんにちょっかいをかけていて、お母さんはいつも通りの家事、お姉ちゃんは課題と修行をしていた。

おばあちゃんに関しては、いつもの事なのだが。

雪村と墨村の確執は随分昔からあるらしく、どちらが本当の間流結界師かをこうやって毎日、争いごとをしている。

今では、ほとんどおばあちゃんが墨村のおじいちゃんを煽っているのだが。

「おばあちゃん！ちょっとお話があるの！」

木の上でなにか言い争ってるおばあちゃんに声をかける。

時子「分かりました。では、失礼。」

おしとやかに地面に着地し、何事も無かったかのように家に入っていくおばあちゃん。

おばあちゃんが入るのを見て、私は墨村のおじいちゃんに一礼し、後を追った。

おばあちゃんを呼んだのは、家族に「呪術高専に行きたい」ということを伝えるため。
おばあちゃん以外の家族、お姉ちゃんとお母さんは、もう既に居間で待っている。

居間に着くと、おばあちゃんに向かい合わせになるように座り、話し始める。

「私、呪術高専に行きたいと思って、その事を話すためにこうしてみんなを呼んだの。」

そういえば、みんな驚いた顔をした。

時音「時羽！あんた、昨日、五条さんって人になんて言われた訳？」

「……呪術高専に来ないかと誘われた。呪術高専の人はみんな、妖も呪霊も見えてるからって。」

時子「行きたいのは分かりました。しかし、ただ誘われたから行きたいって訳では無いのでしょう？」

私は、今まで下に向けていた顔を前に向け、家族に話し始めた―――………。