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ぎゃあぎゃあと口論が始まり、それが次第に白熱していったことによって、Aとノアの周囲には野次馬で人の壁が出来上がっていた。
誰かが彼女の右手を取ればヴィルとルークが叩き落とし、髪に触れればレオナがその腕を捻り上げ、Aの前に
そんなコントの様なやり取りをAは至極面倒臭そうな瞳で、ノアは途轍もなく引いた表情で眺めていた。
すると、遂にこの騒がしさと執拗さに堪忍袋の緒が切れたAは、ガンッと派手な音を鳴らしながら、大理石をヒールで強く踏み締めたのである。
ヒュッと息を呑んだNRC生を他所に、彼女の怒りの恐ろしさを知らない王子共は漸く反応を貰えたことに歓喜していた。
やはり阿呆である。
｢
｢え？ あ、あの……レディ？｣
｢初対面で馴れ馴れしいクソ男だとは思ったが、まさか口付けすら平気で行うとは……尚のこと気味が悪い。貴様らの神経すら疑う行為だ｣
｢そっ、そんな！｣
｢そもそも、我が祖国では家族間での触れ合いすら控えめに行う風習がある。貴様らの気持ち悪い思想を世論にするな｣
怒涛の勢いで毒を纏った言葉の刃を吐き出し、王子達が顔を真っ青にさせていてもお構い無しに精神を抉り続けていく。
Aがここまで怒っている場面を見たことがなかった面子は彼らと同じく顔色を悪くさせているし、経験済みのレオナやアズールはそっぽを向いていた。
また、幼児化した彼女に"臭い"、"近寄るな"と言われた時のことを思い出したヴィルやジェイドは一瞬で口を噤んでいる。
｢分かったならば退け、そして散れ。貴様らなんぞに割く時間など存在していなければ、そちらに転校する気すらない。この戯け共｣
半泣きで逃げ出していった奴らを鼻で笑ってから、Aは一瞬で無表情がデフォルトの元の状態に戻る。
しかし、今度は嫉妬で怒り狂っているリドル達を宥めなければならないことに気が付き、ノアと共に深い溜息を吐き出したのであった。
＊
竜胆様リクエスト、RSAとの合同舞踏会でDプリンスと似た王子達が夢主に告白し、皆が怒り狂う御話。
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太宰、乱歩などの頭脳派推し - いろんな世界に行ってるみたいなので、其処で知ったボカロなどを歌ってみてほしいです！歌ってみた的な。 (2022年3月14日 3時) (
レス) @page20 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 舞夜桜さん» リクエストですね、大丈夫ですよ！ 喜んで承ります〜！ 少しお時間いただきますね。 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
舞夜桜 - モブ男が夢主を襲う｢身体中を触ったり、叩いたりする」 それを目撃したキャラが激おこする。 とか書けますでしょうか？ 無理でしたら大丈夫です！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 7970974f99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - ミミズクさん» ありがとうございます〜！！ 無理してませんよ！ 楽しくやってますから！ これからも頑張りますね！ (2020年7月17日 9時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ミミズク - いつ見ても最高です！更新無理せず頑張ってください!!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: e138928b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年7月4日 16時
