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作る料理は決まった、ではどうやって食べさせるのか。
何も言わずに粥を作り、夕食だからどうぞ、と手渡しても毒が入っていそうだから要らないとでも言われてしまいそうだ。
だからといって毒味のやり方なんてものは分からないし、何よりそこまで疑われているという事実が悲し過ぎる。
｢くっそ〜、グリムだけ仲良くしやがって……！｣
｢折角、幼いAと仲良くなれるかと思ってたのに……凄く警戒されているな｣
｢まだ警戒されてるだけだから良いじゃん！ けーくんは完全に無視だよ！？｣
｢それはケイトが許可も取らずに写真を撮ったからだろう｣
｢配慮に欠けるね｣
と、まぁ、ケイトに関しては完全に彼が悪い為に仕方が無い部分もあるのだが、エーデュースと同じくして他の面々も悲しそうな表情を浮かべている。
理由としては簡単である、五歳のAの口から放たれる言葉の刃が凄まじく鋭いからだ。
例えば、お手製の化粧水や乳液に含まれているハーブ類の香りが混ざり合って臭いと言われたヴィル、地声が大きい為に嫌煙されたセベク、表情と内心が一致していないから気味が悪いと言われたアズール。
獣人であるサバナクローの三人と、あまり装飾品や香水などに興味を示さないフロイド、機械であるオルトや小心者のイデアには比較的に友好であった。
因みに、Aの言葉の刃によって心が抉られ、傷心中のジェイドは部屋の隅で体育座りをしながらいじけている。
｢ただいま戻りましたっス。Aに懐いてるチビドラゴン連れて来ましたよ……って、何でジェイド君はそんなに落ち込んでるんスか？｣
｢おかえりなさい、ラギー先輩。その、実はですね――｣
隅で項垂れているジェイドを引きながら見ているラギーの問い掛けに対し、Aの近くに座っているジャックが言いにくそうに口を開く。
遡ること僅か三分前、"秘密の共有者"となった己ならば幼いAからも頼ってもらえるだろうと、珍しく楽観的な考えに至ったジェイドは彼女と接触を試みた。
であったのだが、話し掛けてから十秒程で眉間に皺を寄せられ、顔を顰められてしまったのである。
｢……お前、臭い｣
｢え｣
｢女物の香水か。匂いの癖が強くて、香りのキツイ香水が混ざり合って最悪な匂いがする｣
｢あ、いや、その｣
｢女好きなのか仕事なのかは知らないが、私はお前の匂いが嫌いだ。近寄るな｣
といった具合に、物凄く嫌そうな顔で言い放たれたのである。
営業の為に令嬢と接していたのが仇となったようだ。
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太宰、乱歩などの頭脳派推し - いろんな世界に行ってるみたいなので、其処で知ったボカロなどを歌ってみてほしいです！歌ってみた的な。 (2022年3月14日 3時) (
レス) @page20 id: 6e38a4139d (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - 舞夜桜さん» リクエストですね、大丈夫ですよ！ 喜んで承ります〜！ 少しお時間いただきますね。 (2020年7月27日 21時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
舞夜桜 - モブ男が夢主を襲う｢身体中を触ったり、叩いたりする」 それを目撃したキャラが激おこする。 とか書けますでしょうか？ 無理でしたら大丈夫です！ (2020年7月27日 20時) (レス) id: 7970974f99 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるり(プロフ) - ミミズクさん» ありがとうございます〜！！ 無理してませんよ！ 楽しくやってますから！ これからも頑張りますね！ (2020年7月17日 9時) (レス) id: 6a421b584d (このIDを非表示/違反報告)
ミミズク - いつ見ても最高です！更新無理せず頑張ってください!!! (2020年7月16日 23時) (レス) id: e138928b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆるり | 作成日時：2020年7月4日 16時
