6章 お父さん ページ29
仗助side
「私、東方Aは、一度死んでいるんです。」
いたって穏やかな表情を崩さずにAは口を開いた。
おい、待てよ。
死んでるって、どういうことだかさっぱり分かんねぇ。
Aは俺と15年一緒に過ごしてきた。
死んでる訳がねぇんだ。
「実をいうと、私は響 A。東方家に生まれ変わった身であります。そして、私はこれからの未来を全て知っている。」
「信用ならねぇな。A、未来を知っているのなら、承太郎さんの娘の名前くれぇ簡単に答えられるよな?」
承太郎さんが驚いて俺を振り返った。
俺も驚いている。
Aのことを、信用ならないなんて、思ったこともねぇのに....。
「空条徐倫。そうですよね?承太郎さん。」
Aは表情を一つも変えずにスラッと答えた。
「そうだが。君は一体何者だ?」
承太郎さんの顔には確かに冷や汗が流れている。
「お話しましょう。私の人生。聞いていて楽しいものではありませんが。」
Aが俺の方を見て、「ゴメンね」と口を動かした。
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うゆ@uyu(プロフ) - 勉強は許可しないィィィ!!! (2021年11月16日 17時) (レス) @page9 id: e2f46f9938 (このIDを非表示/違反報告)
初流乃 - わ、お気に入りが!!21人の方に!?ありがとうございます (2017年3月21日 11時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
初流乃 - お待たせして、すみません!りんりんさん、応援ありがとうございました。無事、公立に合格しましたので、更新していきます! (2017年3月21日 11時) (レス) id: f4cd32f168 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 受験頑張ってください!!p(^_^)q更新楽しみにしています!! (2017年1月14日 18時) (レス) id: fc8b7667f1 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 受験頑張ってください。応援してます!! (2017年1月13日 9時) (レス) id: fc8b7667f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初流乃 | 作成日時:2016年12月12日 14時