黒の悪魔 １７ ページ7
「まさか本当に連れて帰ってくるとは…」
昨日私達が帰った頃には寝てしまっていたお父さんが驚きの声を上げる。
「どうもグルッペン･フューラーです。突然ですが娘さんを私にください。」
「……は？？？」
グルッペンさん以外の声が重なる。
「いや、えと、きゅ、急だなぁ…」
はははと頬を掻きながら苦笑いをする父。
「え？ま？なんでまた？てか、うん？？聞き間違い？？？？」
私もパニックを起こす。
そのセリフ結婚を申し込む人のセリフだってわかって言ってるのかこの人？？？
「ん？人間が“結婚”というパートナー契約を結ぶ時に言う文言なのだろう？
申し込みたい本人ではなく、その親に言うというのが不可解だが。」
わかって言ってたよこの人………
いや待てわかってるのか？この言い方怪しくないか？何か変な勘違いが起こっていたが故の発言では？
という希望的観測で尋ねる。
「“結婚”って何だかわかってますか？」
「愛し合う男女が生涯を共にするためのパートナー契約だと認識しているが。」
な゛ん゛て゛わ゛か゛っ゛て゛て゛そ゛う゛い゛う゛こ゛と゛言゛う゛ね゛ん゛！！
「愛し合う男女って…私達昨日会ったばかりですよね？愛も何もまだ無くないですか？」
昨日はそんな素振り無かっただﾙルォｫ！？
「私はお前のことが好きだぞ？それに、共に過ごしてみてから育まれる愛もある。多少順番が前後するだけだ。」
どっから来るんだその自信！！？！？ていうかいつの間に惚れられてたんだ私！！気づけ！？そしてフラグ折っとけ！！？
「ﾊｯ！待て待てグルッペン！まだ名前も知らない女に求婚するのか！？」
「ふむ、それもそうだな。名前は？」
「え、Aです……」
ゾムに指摘されたグルッペンさんがあまりに自然に聞くから答えてしまった…！
どうして自らゾムが用意してくれた逃げ道を塞ぐんだ！！
「Aか、良い名前だな。
よし、名前もわかったしいよいよ問題無いゾ。」
「ま、待て！ホントにこんなすぐに決めてええんか！？これからも時間はあるのによう知らんで決めたら後悔するかもしれへんよ！？」
シャオくんも必死になって止めてくれる。
ありがとう自ら逃げ道を塞いだ馬鹿な私のために…！！
「そやぞグルちゃん、何より女の子側に準備期間を設けさせへんのは男として失格やで。」
スパーっとどこからか出したタバコを吸いながら大先生が話す。
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ウラシル@ひぃ(プロフ) - パピコさん» シンプルな告白嬉しいです。ありがとうございます！はい、頑張りますね。 (2019年5月26日 21時) (
レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - 夜？さん» 初コメありがとうございます。大好きと言って頂けて嬉しいです。ご期待に添えられるよう励んでいこうと思います。 (2019年5月26日 21時) (レス) id: a76b54135a (このIDを非表示/違反報告)
パピコ(プロフ) - 初コメかはわからないですけど言いたいことがあります。….......好きです、頑張ってください (2019年5月26日 19時) (レス) id: 3cb2acd302 (このIDを非表示/違反報告)
夜？(プロフ) - 初コメ失礼します…私このお話大好きなんです！続編がいっぱいあっても嬉しいです!!なので主さんのペースでだんだんこのお話を進めて頂ければと思います！楽しみにしてますね！ (2019年5月26日 13時) (レス) id: 2a93bfb216 (このIDを非表示/違反報告)
ウラシル@ひぃ(プロフ) - 千歳さん» ありがとうございます。ショッピさんは上手く書けているか不安だったのでそう言って頂けて安心しました。これからも楽しんでいただけるよう頑張ります。 (2019年5月4日 20時) (レス) id: 7875aff6bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウラシル@ひぃ | 作成日時：2019年3月9日 22時
