イナズマイレブン～脅威の侵略者編～第7巻 (ページ45)

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（３２３）モテ度合いがバグってるページ45

リク「2人とも、少し遅いですね？」

風丸「そういえば、そうだな。……ん？」

風丸のポケットから携帯電話が鳴った。

画面にはCメールが1件来ていて、中身を開く。

風丸「えっと、あ、円堂だ。……『空翼と街を回ることになった』……？」

リク「……デートですね」

カヤ「へー……マルちゃんも物好きだな。ソラとデートとか」

チトセ「────お」

カヤ「うん？」

チトセ「お母さんそんなの認めませんよ！」

カヤ「オカンの自覚あったんかいな。てかチーちゃんはいつからアイツの保護者になったのよ？」

リク「まあまあチトセさん……。それにしても、明日からどうするんですか？」

染岡「どうするって言われても、漫遊寺があれじゃあな」

塔子「ぜんっぜんわかってないんだもんなぁ」

カヤ「ま、考えても仕方ないんじゃねぇか？」

塔子「火哉……」

カヤ「マルちゃん……てか、円堂みたいな事言うけど、あっちが乗り気じゃないのならオレ達が出来ることすりゃ良いんじゃねぇか？」

一之瀬「出来る、事？」

鬼道「特訓だな」

カヤ「おうよ。相手はジェミニストームよりも上だし、こっちもこっちで強くなんねぇと。なっ」

「「ああ！」」

一之瀬「そうと決まれば早速、練習場所を探そう！」

吹雪「練習場所ならあるよ」

「「？？」」

葉月「この向こうに川があって、その河川敷でならサッカーできるんだってさ。……ね？」

皆が振り返ると、またも漫遊寺の女生徒を連れた葉月と吹雪がいた。

「「はいっ」」

吹雪「また何かあったら、よろしくね」

「「はぁーいっ！」」

葉月「じゃあ、俺達は行こうか」

持ち前の整った甘いマスクで葉月が女生徒の肩を寄せれば、目をハートにさせた他の女生徒まで駆け寄ってきた。

「あ、あの！私、校内を案内します！」

「じゃあウチは京の街を！」

葉月「わあ、嬉しいなあ。こんなに可愛いコ達といれるなんて、光栄だよ」

葉月は女生徒の1人の手を取り、やんわりと自分の方へ引き寄せて指先に唇を落とし、上目に狐目を細めた。

葉月「ありがとね」

「！！！！！！」

キスされた女生徒の頬がさらに紅潮する。

「はぁ〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎」

完全に腰砕け状態になったシニヨンヘアーの女子に、他の女生徒から恐ろしい嫉妬の視線が集まる。人1人殺せそうだ。

雷門のみんなは、呆れつつその光景を見るしかなかった。