化粧、 side神威 ページ44
[神威]
今日は仕事でもなく晋助の所に遊びに来た。
晋助と仲良いって言うのもあって、よくこうして鬼兵隊の船に遊びにくる事が多い。
俺が船の中の長い廊下を歩くとAがこちらに向かって歩いてきているのが見えた。
なんでここにAがいるんだ?
そう疑問に思うとAから話しかけてきた。
A「やほ。こんなところで会うなんて高杉に何か用でも?」
俺はこの間春雨の船でAを抱きしめた事を思い出し、返事を返すのに少し戸惑った。
だがAは気にしていなさそうなので安心する。
神威「うん。今日は晋助のところに遊びにね。」
A「そっかー、2人とも仲良いもんね。」
良かった、普通に話せた。俺は安心するがなんでAがここにいるのか気になった。
それにAが歩いてきた方向は晋助のいる部屋。
神威「まぁね。Aは何しにここに?」
A「今日は真選組を潰すお手伝い。その内容を聞きにきたの。」
そうゆうことか。
でも晋助はAを呼んだ。少し気にくわない。俺の獲物なのに。
そう思うと俺が落ち込んだように見えたのかAは何かを紙袋から取り出して俺を呼んだ。
A「神威。」
神威「ん?なんだい……っ!?」
俺はAの方に振り向くと、Aが何かを俺の唇に塗った。
塗り終わって、Aが手にしているものを見ると女用の赤色の口紅だった。
そしてAは俺をみて笑い出す。
あぁ。なるほどね。
俺はAには男として見られていないってことか。
神威「なにしてくれてんの?」
俺は口紅を塗ったことと、男として見られていない事に腹が立って殺気を漂わせる。
それに気づいてAは慌てて逃げ出した。
俺から逃げられるとでも?面白い。
俺はAを走って追いかけると、Aの足が速すぎて思ったより時間が経ってからようやく追いついた。
まぁ俺の足の速さには勝てないけどね。
神威「A。」
俺はAを呼んで、Aを横の壁に軽く押して壁ドンした。
どう?俺も男だ。これくらい出来る。
俺はAに壁ドンしたことに優越感を感じた。
198人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時