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温かい体温 ページ34

[A]


ふ、ふぅーーー。



危ない所だった。あのまま天人が来なかったらどうなっていたことやら。



間違いなく勾狼をやっていたな。私。



そう、自分がやられる心配ではなく相手をやりそうで私は戸惑っていたのだ。




そう考えていると、また1人誰かがこちらに走って来ているのが見える。





それは神威だった。





A「神威!?」





私はびっくりして声に出してしまうと、神威は息を切らせながら





神威「あり?勾狼団長は?」





A「それはさっきまでここにいたけど、急用とかで帰ったよ。」





私がそう言うと神威は安心したかのようにして、近くに置いてあった椅子に座る。






神威「なんだ、急いで損した。」





もしかして、私が危ないと思って来てくれたの?




私は少し嬉しくなる………あれ、?なんで




そう思うと、神威に誤解を解いていない事を思い出す。






A「神威、あの誤解解きたくて神威のこと探していたんだけど……

私、高杉と付き合っていないよ。」





それを言うと神威は分かっていたかのように微笑む。




神威「わざわざ俺を探してそんなこと言おうとしていたのか。なら心配いらないよ。さっき阿伏兎から言われたから。」





そうだったんだ。良かった。




私は安心してホッと胸をなでおろすと、神威は話を続けて




神威「でも、気にくわない。」




A「ん?なにが?」




私がそう言うと神威は立ち上がり、私に近づいてくる。





A「か、神威?」





呼んでも神威は止まらないでこちらへ来る。





そして、私を抱きしめた。






A「神威!?」






私は突然のことに驚くが、さっきの高杉みたいに抵抗しないでそのまま受け止める。





神威「俺の獲物に手を出されたんだ。俺は今気が立っている。」






A「っ……」





私は何も返せないでいると、神威は抱く力を少し強めて





神威「でも、同じことをしたらなんかイライラどっか消えちゃった。それに、俺には抵抗しないんだね。」





っと微笑みながら言ってくる。






A「べ、別にそういう意味じゃないから!ただ、体がゆう事効かないって言うか……」




なんでだろう……嫌じゃない。




この体温が温かくて、離して欲しくない。




自分でもよくわからない。

恋人の演技→←神威を殺すのはこの私。



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海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時

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