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[A]


ん………


目を覚ますと、見覚えのない高い天井が。




神威「あ、起きた?人魚さん。」



え、嘘…
自分が横になっているベッドの横に、あの王子様が腰掛けていた。



A「(わた、しは………あれっ……)」



声が出ない。




神威「あり、どうしたの?」



質問されて、急いで声を出そうとするが出ない。
よく思い出したら、私はあの魔女の魔術で代償として声が出なくなってしまったんだ。



A「………」



どうしよう。
困っていたら王子様が私の横にきて



神威「声が上手く出ないのかな?」



そう言われて、頷くと



神威「そっか、それは大変だ。名前もわからないからなぁ。なんて呼べばいいんだ…」



そう言われて
私はとっさにベッドに指で文字を書くフリをする。

なぞる指を王子様は真剣に見てくれて




神威「分かった。名前はAだネ。」



名前を呼ばれて嬉しすぎて、大きく頷いた。



神威「よろしくねA。俺は神威。ここの城の王子さ。まぁよろしくネ。」



はいっと返事ができないから、
悔しみながらも頷く。


そしたら神威が立ち上がり、



神威「ちょっとこっちに来てもらってもいい?」



うんっと頷いてついていくと、
部屋の外のベランダに。


海がよく見えてとっても綺麗。



神威「Aは俺の事を嵐の中から助けてくれた人魚だよね?」




えっ……なんで知っているの!?
驚いていると、ちょっと悪そうな笑みで



神威「ごめんネ。あれ気絶したフリしてたんだ。
Aが気になって。」



え、気になって……ってまさか…




神威「俺あの時からAに一目惚れしちゃったみたい。だから…………」



神威は私に向き合って、顔がどんどん近づき




A「っ……!?」



唇に何かあったかい感触のものが触れた。



キス……された?



神威「ごめん。相当Aに惚れちゃったみたい。」




A「ななっ……ってあれ…?」



神威「声が出た?」



驚いて喉を触るが、うん。出てる。
もしかして魔女がかけたあの魔術は、真実の愛のキスで代償としてた声を取り戻すことが出来る魔術だったのかもしれない。


なら、伝えたい。



A「私も初めてあった時から好きでした。」



恥ずかしくて顔が熱いが、精一杯言いきると
神威は微笑んで



神威「ありがとう。」



A「んっ……」



そう言って今度は少し深めに口付けを落としたのだ。

神威が真選組だったら(リク)→←5



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設定タグ:銀魂 , 神威 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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海月(プロフ) - 雅さん» あぁ、本当に申し訳ありません(TT)そう言って頂けると嬉しいです。新生活頑張って慣れさせて、戻ってきますね!応援ありがとうございます!頑張ります(^^) (2019年4月8日 5時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
- 海月さん» 更新停止の内容を読みました、海月さんの事情で更新停止になるのは辛いですが私はこの短編集が好きなのでこの作品が更新されるまで待っています。新生活頑張ってください! (2019年4月8日 2時) (レス) id: 8d17d1e32b (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - あっきちゃんさん» 女性版神威ですね!分かりました!少し時間かかってしまいますのでお待ちください!リクエストありがとうございます(^^) (2019年3月31日 22時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
あっきちゃん - リクです!神威が女性になってしまったら!?できれば万事屋も出してくれると嬉しいです! (2019年3月31日 21時) (レス) id: a5080b36b4 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 雅さん» リクエストありがとうございます!床ドンですね!わかりました!作りますので少しお待ちください(^^)応援もありがとうございます!頑張りますね(^ ^) (2019年3月30日 8時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 | 作成日時:2019年3月18日 1時

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