本社 ページ4
面接室を出ると樋口さんは気が緩んだのか
樋口「凛さんよかったっすねー死ななくて」
「え?」
樋口「多分あれ選択ミスってたら死んでましたよ」
「あ、はあ、」
いや死んでましたよって軽々しく言えないよ
樋口「あ、多分これから凛さんの担当になるのでタメ口にでもします?俺樋口って呼んでください」
「わかりました、」
私の担当?バイトなのに?
まあ銃突きつけられた時点で普通のバイトではないけど
まさか、夜職させられるのかな、
考えながら樋口の後をついていく
樋口って人モテそうだなー、雰囲気イケメンだし
樋口「あ、この車に乗ってください」
「はい」
案外普通車じゃん。
後部座席に座ると
樋口「タバコ吸います?」
「え?たばこ、吸いますけど、」
樋口「銘柄教えて〜、買ってきてあげるよ」
「ピアニッシモのアリアでお願いします」
樋口「お、意外と女の子って感じじゃん〜。買ってくるからちょっと車で待っててね」
「わかりました、」
ドアを勢いよくしめる樋口
もう少し優しく締めればいいのになーなんて思いながら
人がいなくなった安心感から足を組み
Twitterを開く
TL流れてくる推しの情報
「はぁーーー!かっわいい〜!!!!!」
まじでかわいいな〜いや、かっこいいか
全てのものが癒される最高幸せ、、、
ちなみに推してるのはジュニアの子
画像を保存ししばらく眺める
見惚れてると運転席のドアが開く
樋口「凛〜、買ってきたよー。あとついでにカフェラテも」
「ありがとうございますー、」
樋口「だからタメ口にしろって〜どーせ同じ年でしょ?」
「22です」
樋口「あ、おれ24だわ」
「タメ口でいいんですか?」
樋口「いいよー。てか喫煙者でよかったーーー!前担当の子タバコ嫌いでさ〜しかもすぐ死んじゃってやばかったー」
「あはは、笑」
「え?」
すぐ死んじゃって?どういうこと?え?
このバイト死ぬの?
「死ぬの?」
樋口「大丈夫大丈夫ー!下手しない限りしなないよー」
「いやこわ、」
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作者名:ぼけ野郎 | 作成日時:2022年8月26日 1時