検索窓
今日:1 hit、昨日:18 hit、合計:433,233 hit

Story 10 ページ10

.




じゃ、そろそろ帰ろっか、と瑞稀がパタンと教科書を閉じたところで、今日の勉強会は終了。


やっと終わったーー!と伸びをしている涼ちゃんを尻目に片付けをする。


すっかり暗くなった窓の外を見る。




『あ、お母さんに連絡してない』


「もうしといた」


『さすが!』




昨日、涼ちゃんと寄り道して遅くなったのにすっかり忘れていた。


お父さん、お母さんはそんなに「遅い!」って言ってこないけどね。


むしろ、「遅かったね」ってチクリと嫌味を言ってくるのは瑞稀だけだし。




「てか昨日、帰ってくるの遅かったよね」


『げ、』


「ごめんて!ちゃんと家まで送り届けたからいいいでしょ?」


「そんなの当然だから」




もう、過保護だなぁ。わたしも、瑞稀も涼ちゃんも、17歳なんだよ。




「…はい、お説教は終わりね、A、瑞稀帰ろー!」


『帰ろ帰ろ!』


「ちょ、話終わってない!」




文句を言っている瑞稀は無視して、先を歩く涼ちゃんの方に、走っていった。


…転ばないし!




「おわっ!やっぱり転んでくるじゃん!」


『へへ、まぁ、涼ちゃんが受け止めてくれたから?』


「…」




ボーッと私たちを見たまま、なかなかこっちに来ない瑞稀を大声で呼んだ。


うるさい!って怒られた。




.

Page 11 * mizuki→←Page 9



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (473 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1491人がお気に入り
設定タグ:HiHiJets , 井上瑞稀 , 橋本涼   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みな(プロフ) - 重い瑞稀くん大好きです…泣 (2019年4月6日 19時) (レス) id: fa95af4103 (このIDを非表示/違反報告)
hona0216(プロフ) - 毎回凄い面白くて楽しみです!涼くんと最後結ばれるのが見てみたい気もしてきました、、(笑) (2019年4月5日 9時) (レス) id: c67cdb877e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - Lunaさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします……! (2019年3月28日 18時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 今回も面白かったです!毎回、展開が気になるので更新頑張って下さい。応援してます(^O^) (2019年3月26日 0時) (レス) id: fca9aa730a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アオ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...  
作成日時:2019年3月23日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。