【銀魂】高杉さんとあれこれしたい【高杉晋助】

その21 ページ47

「ーーじゃあ、その星でしか採れない燃料の資源を、ウチが欲してると？」

「そういうこと」


神威さんから聞いた話はこうだ。

ある星に燃料を造り出す資源が発見され、それを高杉さんは狙ってるらしい。でもその星の一族は話し合いには全く応じず、それどころか武力行使を行おうとしている。

だから今鬼兵隊全員でそれに対抗しようと武器を集めてる最中らしい。



「...そっか」

(だから高杉さんはあんな風に言ってたんだ...)



「ーーで、どうするんだい？」

辞めるなら今の内だよ、と神威さんが続ける。



「...そりゃあ怖くないって言ったら嘘になるけどさ。私、もう後には引けないの」



高杉さんには死ぬって言われたけど。



「だけど...」



私、このままじゃ嫌なんだ。

あの人の役に立ちたいし、私も出来るんだぞってとこを見せてやりたい！



「神威さん。私行ってくるよ」

「...そうかい」

「...止めないの？」

「どうせ俺が止めたって行くんだろ」

「うん。でも、協力してくれてありがとう。それとね、高杉さんに伝えて欲しいの」



そう言うと神威さんは一瞬、眉を潜めた。



「やっぱり私、貴方のことが大好きです。沢山酷いこと言って、ごめんなさいって」

「A...」

「じゃあ、頼んだよ神威さん」



そう言って手を振る私の背中に、神威さんが「それはちゃんと自分で伝えなよ」と言った。
振り返ると、神威さんは少しだけ悲しそうな顔をしながら、「だから死なないでよ。A」と笑った。


「...うん。なるべく帰って来れる様に努力するね」

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