【銀魂】高杉さんとあれこれしたい【高杉晋助】

その20 ページ46

高杉さんが去った後、やらかしてしまった事態を改めて実感し、自己嫌悪に陥っていた。


(や、やってしまった...)


今までだって仕事が思うように進まなくなったり、取引先に何か言われたとしても、あんなに不快感を露にする高杉さんを見たことがない。


(いや、元々は高杉さんが度重なるドタキャンが...でも流石にこれは不味いだろ！)


状況を整理すればするほど、胸をかきむしりたい様な衝動に駆られていく。



「うがあああ！私は何をォォォ...！」



拳を思い切り床に叩きつけながら叫んでいると、



ーー「さっきから一体何してるんだい？」



という声が頭上に降ってきた。



「あ...」



顔をあげるとそこには神威さんの姿が。



「神威さァァん！どーしよう...！」



思わず駆け寄ると彼は少しだけ驚いた顔をしていた。




.




「ふーん。いいんじゃない？別に」


神威さんが去ってからの経緯を一通り説明すると、彼は意外な言葉を放った。


「え、冷たい。何でそんな反応なの」

「だって、全部さらけ出した結果がこういう事になってるわけだろ？じゃあもうどうしようもないだろ」




神威さんの一言がやけにグサグサと突き刺さる。




「...もうダメだ、私こんなんじゃ絶対嫌われたよ。しかもこのままだと此処を追い出されるかもしれない！」

「...で、君はこれからどうするつもりだい？」




呆れた表情でこちらをみる神威さん。



「...私、やっぱりこのまま何もしないでいるのは駄目だと思う！だから神威さん、協力してほしいの！」

「...まあ何となく君の考えてることは想像つくけど。どうなっても知らないよ」


「うん！構わない！」

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