検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:16,637 hit

2. ページ3

キーンコーンカーンコーン…

授業の開始を知らせるチャイムが鳴った。



A「あぁ…とうとう来てしまった……胃が痛い…」


ガラガラッ


扉が開いた瞬間、教室にいる女子達が歓声を挙げた。


まぁ、そうなるよね〜…


だって、本当にイケメンなんだもん……


教壇の上に立って微笑んでいるのは、唇がぽってりとして、栗色のふわふわの髪の毛をした、目がぱっちりとした、身長が高くてすらっとした男の人。


「初めまして、中間 淳太です。よろしくお願いします〜。」

中間「え〜っと、英語会話の授業なんやし、苗字で呼ぶより名前の方が呼びやすいやん?だから、男女関係なく授業中は名前で呼んでんねん。嫌とは言わせへんよ?大丈夫、きっとすぐ慣れるから」


と言った瞬間、女子達が黄色い声を挙げた。そうなるよね。

私はと言うと、お腹を抑えて溜息を吐くのだった…

何その、名前呼びルール。

余計緊張するじゃん…!



A「はぁ…」




中間「Aさん?大丈夫か? 笑」


しばらくの間、自分の名前を呼ばれたことすら気が付かなくて。



A「……へぇ?」


と、間抜けな声が出てしまった。

…また先生に笑われるよ…最悪だぁ…


中間「ふふっ、おもろいなぁ君。笑

どした?腹でも痛いんか?大丈夫?」


と。他の先生と違うのは、冗談半分だったとしても体調を気遣ってくれた事。


A「あ、えっと……その……緊張で胃が痛くて」


中間「あははっ。そかそか。大丈夫。そないに緊張せんでええよ。リラックスして臨んでや」

と、優しく言ってくれるから。


A「ありがとうございます、少しだけ緊張ほぐれました」


少しだけ笑顔でそう返せた。

3.→←初授業[黄]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:とらい | 作成日時:2019年5月15日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。