Unknown,Climax Q&A (ページ31)

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Cielo-6 ページ31

「めぐ、また一緒に仕事できんの嬉しいよ俺ら」
「…ごめん、俺の得意分野が潜伏だから、」
「もう、その話は聞き飽きたよ？」

目黒はずっと申し訳なさを感じていた。

E-6班に関しても目黒は異動による加入だった。

歳も経験も離れた人の中に入って、さらに中枢まで担う事になって。
中枢の目黒がもつ得意分野が潜伏だったことからE-6班は次第に奇襲攻撃や潜伏からの特攻を任される班になっていった。

奇襲や潜伏には普通の任務の何倍もの危険が伴う。

目黒がE-1班に異動になったことで、E-6班の任務内容が元に戻りつつある事を知っていた目黒は、自分がE-6班の任務隊長になった事でまた彼らに危険を伴うようなことをさせてしまうことに罪悪感を感じていた。

しかも今回のUCQAは未知数だ。
ほぼ最前線、失敗すれば生きて帰る道はほぼ無いと言っていい立場にまたE-6班の班員を置いてしまったという事実が、目黒にのしかかっていた。

「大丈夫だよめぐ、だって俺たち生きて帰るじゃん？」

ずっと俯いていた目黒の視線の先には、今までずっと支えてくれた兄達の姿があった。

fk「ごめんな、担当」
mm「いいんですよ、得意分野が潜伏で近接の俺が任されるのが普通です」
fk「お前らが揃って戻ってくるって、俺待ってるからな」
mm「当たり前じゃないっすか」
fk「…頑張れよ、」

mm「必ず、帰ってきますから」