Unknown,Climax Q&A (ページ18)

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iw「お前勉強ダメなタイプだっけ？」
mm「俺知能2っすよ、」
iw「いや低いな…」

図書室に置かれた大量の本を見るなりギブアップした目黒は、迷わずすぐに岩本に声をかけた。

異動になった3人の中で、最もE-1班と交流があった目黒は、訓練所の案内を頼むなら岩本だと最初から決めていたのだ。

最初に案内されるのが図書室だと聞いただけで目黒は気後れしていたのだが、いろいろと想像以上で彼の頭は一瞬で悲鳴を上げたのだった。

そして岩本は、声を掛けられたのが自分だったことに内心喜んでいた。

第一印象に怖いと言われる彼は、新メンバーと交流できるのはもう少し後になるだろうと考えていた。

が、そういえば目黒は岩本がどういう人間かをある程度知っていた。

体力と忍耐において飛び抜けた数字を持つ目黒は、近く岩本の筋トレ仲間に入るだろうと踏んでいた。

実際は近くどころではなくその日からだったのだが。

当分俺は仲良くなれないだろうな、と岩本ぼやいていたのを深澤は知っていた。

目黒に話しかけられて心底嬉しそうな顔をしていたのも深澤は見ぬいていた。

目黒と岩本が夜になると筋トレを始めるので寂しくなった向井が加わり、目黒も向井もいなくなった事で寂しくなったラウールが加わり、

いつしか岩本の周りには3人がくっついている状況になるのも、また近いうちの話なのである。