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人「隆二!」
隆「・・・はい?」
それからAとは一切連絡がつかなくなって、仕事の次に好きだったはずのご飯も喉を通らない日々が続いていた。
もう、そんな日々が続いて4ヶ月が経とうとしていた。
事務所に出勤してすぐに、直人さんが険しい表情で部屋のドアを開けるなり俺の名前を叫んだ。
何事かと一緒にいた健ちゃんも驚いていた。
人「Aちゃんが倒れたって。・・・もう長くないらしい。彼女のお母さんから連絡があって、電話履歴に俺の電話番号が一番上にあったからって」
隆「・・・何の冗談っすか?・・・全然面白くないっすよ」
人「隆二。いいから行ってやれ。これ、病院の名前と病室」
頭が真っ白になるってこういう事なんだと、アホな俺はそんなことばかり考えていた。
きっと嘘だよな。なんかの悪い夢だよな。
だって、こんなの、信じられるわけないじゃん・・・。
健「隆二!俺が乗せてったるわ!」
隆「悪ぃ、健ちゃん、ありがとう」
健「今の隆二じゃ、一人で行けそうもないやろ」
健ちゃんの運転する車内の中で、Aとお揃いで買ったお守りをただひたすら握りしめていた。
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『隆二見て!あそこに神社がある。寄ってかない?』
『私がお守り選んであげるね?・・・はい、これ』
隆「安産祈願・・・?笑
え、なんでおれが安産のお守りなの?笑」
『ふふ笑
面白いかなあって、笑』
隆「Aは、健康祈願?どこか悪いの?」
『んーんそうじゃないけど。健康は大事でしょ!何が起こるかわかんないからさ』
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あの時、既に体調が悪かったのか?
なんで、、言ってくれなかったんだよ。
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葵(プロフ) - kotaさん» ありがとうございます(^^)明日載せる予定なのでお楽しみにお待ちいただけると嬉しいです! (2019年3月31日 23時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
kota(プロフ) - また新作待ってます。特に隆二くん《*≧∀≦》 (2019年3月31日 14時) (レス) id: 1738584988 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 1980noさん» いつもありがとうございますm(_ _)m隆二さんお楽しみにお待ちください(^^)! (2019年3月29日 7時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 葵さん『JSB SEVEN JEWELRY』の完結お疲れさまでした。m(_ _)mまた新作と@LINEの方も楽しみにして待ってます\(^^)/ (2019年3月28日 22時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Koiru*さん» コメントありがとうございます(^^)もう少しお待ちください!m(_ _)m (2019年3月18日 7時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2018年7月15日 19時