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わかってるよ、優樹がこんなわたしを見たら悲しむってことくらい。
だけど･･･
優樹の未来を奪ってしまった罪悪感と
一生抜け出せる日はこないであろう孤独感が
わたしを手放してくれなかった。
それから、どうにか食べては吐いて、を繰り返しながらも退院できるまでになって。
幸い出席日数が足りていたから高校を卒業することができた。
でも専門学校への進学は諦めた。
何もする気になれなかった。
新しい生活がスタートした真理亜が忙しい中こまめに会いにきてくれていたけど･･･
わたしだけ、時が止まったまま。
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自分が養子だという負い目から、専門学校に入ったら家を出る予定だった。
だから、学校は諦めても家だけは出ようと思っていた。
ママが遺してくれた貯金があるししばらくはなんとかなる。
あとは、今の状態が心配で大反対しているおじさんと洋子さんを説得するだけ。
そんなことを考えていた、ある日。
────･･･ バンッ！！！！
部屋のドアを勢いよく開ける、色黒な人。
「･･･ノックぐらいしてくださいよ」
「おお、生きてたか」
「何とかね」
「んじゃ荷物まとめて。すぐ行こう」
「────･･･は？」
顔をあげれば、いたって真剣な顔をして立っているヒロ兄。
やだやだ喚いてみるも、熊のようなこの男にかなうはずもなく･･･まるで荷物のように小脇に抱えられ、部屋を出る。
すると、リビングから出てきた洋子さんが、眉を下げた笑顔でこう言った。
「Aちゃん。 広行に面倒を見てもらうなら許可するわ！」
────･･･ なるほど、そういうこと。
大好きなおじさんと洋子さんの元を離れるのは心細かったけれど、ついていくことにした。
わたしには立派すぎるくらいのマンションを用意してくれたヒロ兄。
それは申し訳ないから、と自分で部屋を借りさせてもらった。
セキュリティ面だけは譲らねえ！と騒ぐもんだから、そのあたりがしっかりした１LDKのマンションに引越しして。
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久しぶりに、みんなに顔をみせたわたし。
こんなに痩せちゃって可哀想に、と涙目になるのは、マキくんとしゅんちゃん。
うっさんとまっさんは優樹のダンスを気に入って仲良くしてくれていたから、亡くなったことをとても残念がってた。
篤志は、わたしの背中をポンポンと優しく叩いて「頑張ろうな」ってはげましてくれた。
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Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» そうなんですね！！篤志との関係、個人的に好きだったので何か寂しいですね(T_T)これからも更新楽しみにしてます！続編嬉しいです！ (2016年5月20日 21時) (
レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - Meさん» コメントありがとうございます♪楽しみにしてくださって嬉しい！(●´艸`) その通り、篤志との関係は終わりました！わかりにくくて申し訳ない(>_<) (2016年5月20日 7時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - もー（ ; ; ）次が楽しみです（ ; ; ）あの…主人公ちゃんと篤志は終わった(？)ってことですかね？？すいません…いきなりこんな事を聞いてしまって（ ; ; ） (2016年5月19日 21時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» これからも読みに来ますね！笑 はい！宜しくお願いします！ (2016年5月18日 19時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - めんめんまさん» めんめんまさん、ありがとうございます！はじめて感想を貰ってめちゃめちゃ嬉しいです･･･！初心者なので、読みにくかったりするかもしれませんが頑張りますね☆これからもよろしくお願いします(＾＾)/ (2016年5月18日 16時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫 Yukari
| 作成日時：2016年5月11日 16時
