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「つけてやるよ」
首に手を回す彼に、心臓が口から出ちゃうんじゃないかってくらいにドキドキして。
わたしの首で可愛くポーズをとるベティちゃんを撫でながら
「これ、首輪代わりだかんな？」
なんて言われたときはもう･･･倒れる寸前。
それなのに必死に平静を装うわたしがよっぽどおかしかったのか、ぶはっ！って吹き出して笑い転げて･･･
「笑わないでよ！」と怒るわたしの頭を２回、ポンポンして
「送るよ。親、心配してるだろ」と微笑んだ。
男の人のバイクに乗せてもらうのは初めてのことじゃない。
だけどこんなに優しい運転は、初めて。
まるで大事な宝物を運んでるみたいな心地いい振動。
家から少し離れたとこで止めてもらい「ありがとう」とバイクを降りると
「先に家に入れよ、危ないから」なんて言われて･･･
最後までキュン死させられるとこだった。
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「遅い！なんだ！？男か！？おじさんそんなのさみしいぞ！！」
「おかえり！お風呂入ってらっしゃい！」
なんだか照れくさくておじさんと洋子さんの顔が見れなかったな。
脱衣場の窓から聞こえてきたそれは、さっきまで乗っていたアメリカンバイクのマフラー音。
いまでも覚えてるよ。
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首輪で繋がれたわたしはその後、優樹の彼女になった。
遊ばれるんじゃないかって最初は思ったけど、行く先々で「これ、俺の」って紹介してくれることが不安を消し去ってくれた。
何よりも嬉しかったのは、きちんとおじさん達に挨拶してくれたこと。
そして、優樹のお母さんに会わせてくれたこと。
母子家庭で育った優樹は、早くダンサーとして売れて稼いで母ちゃん楽にさしてやりてーって言ってた。
ヒロ兄に紹介したときの優樹はすっごくおかしかったな。
「は！？え！？」ってキョドッてたっけ。
相変わらず彼はバイトしまくっては海外へ、とまるで昔のヒロ兄みたいな生活だったし。
高校の服飾コースに入学したわたしは、勉強や課題についていくのに必死で。
会えるタイミングは多くなかった。
でもそれでも想い合って、すれ違うことなく３年を過ごした。
手当り次第コンテストに出るために、お金と時間を作っては海外へと飛んでく彼。
だけど冬の間だけは、その回数が少なかったこと･･･わたしはちゃんと気づいてたよ。
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Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» そうなんですね！！篤志との関係、個人的に好きだったので何か寂しいですね(T_T)これからも更新楽しみにしてます！続編嬉しいです！ (2016年5月20日 21時) (
レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - Meさん» コメントありがとうございます♪楽しみにしてくださって嬉しい！(●´艸`) その通り、篤志との関係は終わりました！わかりにくくて申し訳ない(>_<) (2016年5月20日 7時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - もー（ ; ; ）次が楽しみです（ ; ; ）あの…主人公ちゃんと篤志は終わった(？)ってことですかね？？すいません…いきなりこんな事を聞いてしまって（ ; ; ） (2016年5月19日 21時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» これからも読みに来ますね！笑 はい！宜しくお願いします！ (2016年5月18日 19時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - めんめんまさん» めんめんまさん、ありがとうございます！はじめて感想を貰ってめちゃめちゃ嬉しいです･･･！初心者なので、読みにくかったりするかもしれませんが頑張りますね☆これからもよろしくお願いします(＾＾)/ (2016年5月18日 16時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫 Yukari
| 作成日時：2016年5月11日 16時
