Winter scratch ページ18
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わたし、もう２度と恋愛はしない。
これから先もずっと優樹だけを想い続けるって決めたから。
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────･･･ 2000年
時は、彼との出会いに遡る。
あのダンスイベントの日。
身体に響く大音量のミュージックが流れる中、わたしと優樹が話してる間に。
優樹の親友、亮介くんはうちの真理亜ちゃんをお気に召したようで。
わりー！ちょっと真理亜ちゃん借りるわ！なんて言ってくるもんだから、
は？って真理亜の方を見れば、恥ずかしそう･･･なんだけど笑顔で。
────･･･ ああそうですか、どうぞどうぞ。
人の波に消えた２人を見送り、わたしたちは会場の外に出て公園へと歩く。
「お前、マジで中３なの？」って聞く彼に
「すいませんね！ガキで！」と強がるわたし。
別にそういう意味じゃねーよ、と笑う彼の
茶色く染められたさらさらの髪
背の高い身体から伸びる、長い手足
切れ長の目の真ん中に浮かぶ色素の薄い瞳
それに加えて･･･あのダンスの上手さ
まだまだ幼いわたしが夢中になるには充分すぎる魅力。
これまでだって恋愛のひとつやふたつしてきたけれど、こんなにドキドキしたのは初めて。
･･･ぷっ！ と吹き出した彼。
おもしれ、と小さな声で呟くから不思議に思って見つめるわたし。
そんなわたしの手を取ると、じっと捕らえた目線はそらさないままで。
イベントで押された手の甲のスタンプ跡にキスをひとつ、落として。
────･･･ お前、俺と付き合わない？
って言ったの。
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「いやあああ何それエッロ！！手の甲にキ「しーっ！！！」」
騒ぐ真理亜の口を押さえて黙らせる。
「で、どうすんの？」
「とりあえず･･･連絡先交換した」
それを聞き、急にポチポチとケータイをいじる真理亜。
すぐにピリリと返信があり、何してるんだろと首をかしげるわたしに
ダブルデートの約束取り付けました！ってピースした。
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Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» そうなんですね！！篤志との関係、個人的に好きだったので何か寂しいですね(T_T)これからも更新楽しみにしてます！続編嬉しいです！ (2016年5月20日 21時) (
レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - Meさん» コメントありがとうございます♪楽しみにしてくださって嬉しい！(●´艸`) その通り、篤志との関係は終わりました！わかりにくくて申し訳ない(>_<) (2016年5月20日 7時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - もー（ ; ; ）次が楽しみです（ ; ; ）あの…主人公ちゃんと篤志は終わった(？)ってことですかね？？すいません…いきなりこんな事を聞いてしまって（ ; ; ） (2016年5月19日 21時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» これからも読みに来ますね！笑 はい！宜しくお願いします！ (2016年5月18日 19時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - めんめんまさん» めんめんまさん、ありがとうございます！はじめて感想を貰ってめちゃめちゃ嬉しいです･･･！初心者なので、読みにくかったりするかもしれませんが頑張りますね☆これからもよろしくお願いします(＾＾)/ (2016年5月18日 16時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫 Yukari
| 作成日時：2016年5月11日 16時
