036【JK】 ページ36
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JK「え、飲み会ってここでやんの?」
サークルの新入生歓迎会のために、先輩たちに着いて居酒屋にやってきた俺とジミナ。
辿り着いた居酒屋に、俺は店に入る前に立ち止まってしまった。
JM「あーそういえばここ、テヒョンアのバイト先じゃん。」
JK「まじか…」
JM「ん?てことは、天使ちゃんもじゃん!」
今日天使ちゃんバイト?なんて聞いてくるジミナに、分かんねえ、とだけ言葉を返す。
JM「え?知らないの?ジョングガのことだから、その辺は知ってるのかと思ってたわ。」
なんて言うジミナに、俺も本当は聞きたかったけどな。なんて、心の中でそう呟いた。
HR「なんでこんなとこで固まってんの?」
JK「ヌナ…」
HR「早く行くよ!今日は飲むんだから!」
前を歩いていたハルヌナが、店になかなか入らない俺とジミナに気づくとすぐにこっちに駆け寄ってきて、背中をバシバシと叩かれた。
『初々しい1年生達!このサークルに入ってくれてありがとう!カンパーイ!!!』
まだ酒を飲んでもないのに、もう酔っぱらいかのようなテンションの先輩達に、小さくため息をつく。
こういうノリは好きじゃない。
JM「ほら、ジョングガ!カンパーイ!」
JK「…乾杯。」
JM「うわ、テンション低。」
できるだけ話しかけられないように、俺とジミナは1番奥の席に腰を下ろした。
酒が大好きなジミナは、この会自体はあまり乗り気じゃなかったくせに、今ではもう楽しそうだ。
『ジミナ!ジョングガ!乾杯!』
ジミナと話していると、男の先輩達が近くにやってきたから、それとなくグラスを合わせる。
そのまましばらくは先輩達の話を聞いて、なんとなく笑顔を浮かべた。
そこからかなり時間が経って、ジミナは席を立って違う先輩と喋り始めて、だから俺はひとり黙って酒を飲んでいた。
HR「グガ!ひとりか!もっと飲め!」
JK「…ヌナ、酔ってますよね。」
HR「どーこーが!酔ってるって!?」
明らかにいつもより面倒くさい要素が増えたハルヌナが、ひとりでいた俺の隣にジョッキを持ったまま、座り込む。
俺にも無理やりジョッキを持たせると、カンパーイ!なんてヘラヘラ笑いながら、ビールを一気に飲み始めた。
JK「は?ちょ、そんなんしたら…!」
HR「……ゔっ、死ぬ。」
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作者名:ぴぴ | 作成日時:2020年6月3日 2時