ハシ犬、飼育中。 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:6,561 hit

ワンコとワンコページ6

良亮は、人の姿で一人で花屋に来ていた。河合は商品にするミニブーケを作りながら話を聞き、五関は店内を掃除しながら話を聞いている。

河「フラれたけど頑張って男として見られるように頑張るって決意したんだ…ハッシー凄いね！」

五「俺なら諦めちゃうところだけど、良亮なら大丈夫だよ。応援するから頑張ってね」

河「五関に応援されても頼りなくない？」

五「どういう意味だよそれ(笑)」

犬としてしか見れないとAには言われるが、自分なりにこれからも頑張っていく！という決意を花屋二人にも一応報告に来た、良亮。

橋「ごっちの応援ありがたい！郁人も俺のこと応援してね！」

河「…ん？」

ブーケを作る手が止まる河合。良亮の目を見て自分の目をキョロキョロと動かす。

橋「なにその、ん？って…郁人もしかして…」

河「…んん？」

橋「Aのこと好きなの！？」

河「なんかいきなり、バレた！！」

五「うわー…河合わかりやすい通り越してバレるの早すぎ(笑)」

橋「郁人、うちの飼い主さん奪わないで！？
郁人の飼い主は五関くんなんだからAのことは手出さないでよっ」

河「だってうちの飼い主は男だし。五関にそういう恋愛感情は無いから」

五「逆に恋愛感情を出されても困るから(笑)」

河「まぁ、五関は餌くれるし、おやつくれるし好きだけど異性としてとかじゃないし」

五「そもそも異性じゃねぇから(笑)」

河「そうそう。ここは男と男だから(笑)」

橋「だからってうちの飼い主さんじゃなくてもいいでしょ！」

河「なんでだろうね、Aちゃんって犬に好かれるなにかがあるのか…それとも魅力的なのか、気づいたら好きになってたんだよね…」

橋「郁人には渡さない…絶対、負けない」ｸﾞﾙﾙﾙﾙﾙﾙｯ

河「怖いから人間のまま威嚇しないでっ」

五「喧嘩なら店の外か公園でしてきてー」

橋「あ、ごめんね。五関くんには怒ってないんだけど、郁人借りるね？ちょっと近くの公園で喧嘩してくる。」

河「やだやだ！俺、店の仕事あるし！」

橋「あ？」

河「やばい、本気で怒らせた…五関、助けて！」

五「店は俺が責任持つから、おとなしく公園に行きなさい(笑)」

河「うちの飼い主、冷たい！」