飼い犬は、すぐ拗ねる ページ3
A「ただいま〜。良亮、おとなしく留守番してたー?」
橋「A!おかえりっ」ギュッ
五関さんと河合さんのお花屋さんで花を購入して家に帰ると良亮のお出迎え、しかもハグされた。本日は、人間の姿だけど耳としっぽは犬のやつがはえてる。
橋「ちゃんとおとなしくお留守番してた!ってか、五関くんの店行くなら俺も着いていったのに!」
A「ごめんごめん(笑)ほら、お土産に良亮の好きなイチゴ味のゼリー買ってきたから許して?」
橋「許す!ゼリー食べる!」
おやつタイムは犬の姿でゼリーを食べて、ゼリーが食べ終わるとまた人の姿に。
A「犬の姿のままでいいのに…無理しないでいいんだよ?」
橋「だって…犬の姿だと、Aと話しができないし、抱きつくこともできないもん」ギュッ
橋「俺、Aのこと大好き」
A「うん、いつも聞いてる」
橋「本気で好き」
A「うん、ありがとう」
橋「人間としてだよ?」
A「飼い主としてでしょ?」
橋「違うよ、いつも言ってるじゃん!俺は、Aを一人の女の子として好きなの!」
A「だから、ありがとうって言ってるじゃん?そんな怒らなくても私も良亮のこと好きだよ。」
橋「ほんと!?」
A「ペットとしてだけどね?」
橋「…ワンワンワンワンワンワンッ!!」
A「こら!いきなり吠えないの!」
橋「だって…なんでいつも俺はAのことが好きって言ってるのに、Aは俺をペットとしてしか見てくれないの…?」
A「だって、ペットだから」
橋「そうだけど!人間の男として見てほしいの!」
A「そんなこと言われても…」
橋「それとも、他に好きな男がいるの!?誰なのそいつ」ワンワンッ
良亮は、いつも私に人間として見てほしいと告白してくる。けれど私にとって良亮は可愛い愛犬としてしか見れない。
橋「隣の家の、ショコラ?それとも散歩コースでよく会うラッキー?もしかして向かいの家のクロ?」
A「良亮…それ全部、近所のオス犬の名前でしょ(笑)私、さすがに犬を恋愛対象にはできないから(笑)」
橋「…なんか俺、遠回しにフラれた?犬であり人でもある俺もそれ含まれる?もうやだ俺つらい…」シュンッ
橋「もう今日のゴハンいらない…」
飼い犬が拗ねました。
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作者名:萌☆ | 作成日時:2018年11月17日 2時