1話 ページ2
私が梵天に入ったのは両親のせいだった。外面ばかりがよくて反社会組織の梵天からヤミ金を借りて返せないから私を売った。
悔しくて、どうしようもなく腹がたった。
そんな時、幹部であった三途と任務が一緒になったのだがむしゃくしゃするというだけで殺されかけたのだ。
「この人は優しいからダメ！！」
犯罪組織の幹部に楯突いた小柄な少女。殺される、と思ったのだが三途は大きな舌打ちをして銃を降ろした。
私はこの小さな背中に守られたのだ。また、自分より小さい背中に守られた。自分の唯一の親友であった少女に面影が似ていたからという理由で以前飴をあげた首領の精神安定剤。
「おねーちゃん大丈夫？」
ニコニコと血にまみれたこの場所に似合わない笑顔を向けられた時、私はこの人の為に命を賭けられると思った。
死ぬならこの人の為に死にたいと思ったのだ。そこからは速かった。少しでも美羽、姫の側にいるために幹部になることが必須だと思い、手柄を挙げまくった。
数えきれないくらい殺して、金を稼いで組織に貢献した。
任務が一緒になることが多く、相性が良かった灰谷蘭と仲良くなったことも幹部に早くなれた理由だと思う。
「A〜！早くいこーよー！！」
『はい、直ぐに参ります』
三途「ｵｲｵｲ、テメェ美羽を待たせてんじゃねぇよ！！」
『黙れ三途、姫に近づくなよ。姫が汚れる』
三途「ﾊｧﾝ？！俺は上司だぞゴラァ！！」
『私も幹部だ。それに私の上に立つのは姫だけだ』
「春ちゃん！Aのこといじめないで！！行こ！」
『ハイ、行きましょう』
可愛く笑う姫を抱き上げ後ろで騒ぐ三途を無視した。
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JIp0B7c1hFaDDtY(プロフ) - 中町さん» 何回も？！本当にありがとうございます！頑張ります……！！ (2021年8月28日 10時) (
レス) id: ab535e232a (このIDを非表示/違反報告)
中町 - この小説が好きすぎて何回も読み返してしまいます！あと文章の書き方が見やすくて内容が伝わりやすいです！更新楽しみにしてます^_^ (2021年8月27日 16時) (レス) id: fd289a4a3e (このIDを非表示/違反報告)
JIp0B7c1hFaDDtY(プロフ) - 腐腐腐さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年8月24日 9時) (レス) id: ab535e232a (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - めっさ好きです！続き楽しみに待ってます！ (2021年8月24日 0時) (レス) id: c7cac8184e (このIDを非表示/違反報告)
JIp0B7c1hFaDDtY(プロフ) - 奈子さん» ありがとうございます！文章の書き方を誉めてくださるなんて書き手としてはこれ以上ない喜びです！ (2021年8月13日 18時) (レス) id: ab535e232a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白露 | 作者ホームページ：http://okabe
作成日時：2021年8月6日 21時
