真っ赤な門に、身を委ね＿＿。【鬼滅の刃】 (ページ12)

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九つ目ページ12

店「安いって……これ正規の値段だよ？うちがぽったくるとでも思っていたの？」

炭「あ、いえそういうわけじゃないんですけど……。」

タッタッタッと竈門さんたちはこっちに走ってきた。

伊「あ？何かあったのか？俺は外の方がいいけどな！！」

善「馬鹿、そうゆう事じゃねーよ！あと、野宿は絶対にしないからな！」

この、お二人の会話は無視することに決めて、私は竈門さんに聞いた。

貴「そんなに安かったの？」

バツが悪いような顔をして、答えてくれる。

炭「うん……。多めに見ても、一人分は安いよ。」

貴「オマケ………なわけないよね。」

炭「うーん……。」

すると突然、我妻さんが何か閃いたようだった。
「分かった！」と、あからさまな声を出していた。

善「きっとAちゃんが可愛いからだよ！マケてくれたんだ！」

そんなわけ……、

炭「……一理あるかもな。」

そこに竈門さんまでが便乗したことで、我妻さんはさらに勢いづいて、玄関の所まで行ってしまった。

善「ねえ！こんなに安いのって、あの子が可愛いからですよね！」

店「え？……あー、確かに、整ってる顔してるねー！でも、マケたわけじゃないけど…。」

善「またまた～。」

結局、キリがなかったので、ここでその値段で泊まることにした。

今はかなりお金が危なかったので、竈門さんも内心、嬉しかったらしい。