八つ目 ページ11
炭「宿、とっておいたぞ!」
ニコッと自慢げに、かつ爽やかに笑う竈門さんの横では、
善「馬鹿イノシシにAちゃんが襲われてたら、どうしようかと思ったよ!!」
うんうん、と頷きながら飼ってに被害妄想までしている人もいる。
とりあえずその場は何の口論もなく終わり、私たちは宿に向かった。
…………向かったのだけれど、そこは町外れにあり、何とも寂しい。(おまけに少し古かった)
善「おい、炭治郎?」
炭「ん?なんだ?善逸」
善「お前……お前なぁ………!!」
炭「え!?何を怒っているんだ!?此処ならお金も安いし、静かだから良いと思ったんだが…。」
ここでまた口論になったが、あまりの竈門さんの善意しかない言葉に我妻さんは折れたようだった。
その目には一切の曇りがなかった。
炭「すいません!とっておいたんですけど、お金は始めに払ってもいいですか?」
店「あぁ、いいけどね……じゃあ、___になるよ。」
炭・善「「え!?!?」」
伊「?なんだ、いきなり声だしやがって…?」
嘴平さんは腑に落ちない様子だったけど、私は何で二人だ驚いているのか分かっていた。
というか、普通なら誰でも思う。
あ、嘴平さん、被り物脱いでる。
炭「何で……何で、そんなに安いんですか?」
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作者名:ジゼル | 作成日時:2019年8月31日 8時