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15. ページ15
結局、昨日はあまり寝れへんかった。
重たい足取りで学校へと向かう。
すると私の前に、二人の姿が見えて思わず足を止めてしまった。
…ゆっくり歩いて行こう。そしたら追いつくこともない。
学校に着いたら、チャイムが鳴るギリギリまで教室に入らんかったらええ。
緑「A」
「っうわぁぁぁ…!」
いつの間にか目の前におった神山くんと重岡くん。
大きな声を出したせいで周りがジロジロと見てくる。
緑「な、何やねん」
赤「うるさ」
冷たい目で見てくる神山くんに、私は昨日佐藤さんに言われた言葉を思い出した。
“あの地味女は使いやすい”
「……ごめん、先に行くね」
緑「え?」
神山くんと重岡くんの間をスルリと抜けて走っていく。
あの目を見て、佐藤さんが言ってたことは本当の事なんじゃ…って思ってしまった。
……なんで、こんなにも悲しいんやろう。
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作者名:Aqua. | 作成日時:2021年11月29日 20時