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「Aは居るか。」

あの出来事から数週間が経ち、ポアロのバイトにも慣れて来たところへその人はやって来た。

『え、冨岡さん?!』

驚くのも許してほしい。だって…冨岡さんイケメンだけどポアロっぽくない。

「あれ?A姉ちゃん知り合い?」

コナンくんが聞いて来た。…相変わらず私は安室さんとコナンくんに疑われてるみたいです。

『ええ、そうですよ。びっくりしました。』

「えー!お兄さんなんて言うお名前なの?」

コナンくん、あざとい。

「…冨岡義勇だ。」

相変わらず言葉が足りませんね。だから姉さんにも嫌われてるって言われるんですよ。

『冨岡さん、なんの用事でいらっしゃったんですか?』

…まあ、大体は想像がついてる。合同任務か何かだろう。

「…分かってるだろう。」

ここで言うのは確かにまずい。コナンくんたちは鋭そうだ。意思疎通を図らなきゃ。

「今夜だ。」

ああ、今夜二人で鬼を狩るってことですね、了解です。

『では、そこで待ち合わせましょう。今回はどれくらい(の強さ)ですか?』

「居ても下弦くらいだろう。」

そのくらいだったら問題ありませんね。

『わかりました。ありがとうございます。』

言うだけ言って冨岡さんはコーヒーを流し込み去っていった…まあ、鮭大根のない場所には興味がないんでしょう。

…さあ、仕事に戻らなくちゃ。





「さっきの方は?」

…なんでこの人たちは私に探りを入れてくるんでしょうか。

『…知り合いのお兄さんですよ。』

嘘じゃない。うん。

「ねえねえ、A姉ちゃん。さっきお兄さんが言ってた”下弦”ってなんのことなの?」

鋭いね。でも、”下弦の鬼”のことだよ、なんて言えない。

『ふふ、なんだと思いますか?』

二人から疑いの目を向けられている。視線が痛い。

…まあ正直、安室さんといいこの子といい、普通の人たちではないだろう。

でもね、教えるわけにはいかないんだ。




Aが去った後

コナンside

「ねえ安室さん。下弦ってなんのことだと思う?」

「さあ…。だけど、冨岡も胡蝶も聞いたことがありませんね…。組織の方でも。」

下弦、下弦…。駄目だ、月しか思い浮かばねえ。

何者なんだ?あの人たちは…

今夜。何かが起きるのだろうか。

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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月15日 14時) (レス) @page40 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めちゃくちゃ続き気になります!更新待ってます! (8月14日 20時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ハス - それぞれの正義を掲げ、進んでいく人たちがもう本当にかっこいいです!いつ続き出るかなと、毎日楽しみにしております。頑張ってください!! (8月7日 15時) (レス) @page40 id: 45098ead67 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています🥰 (4月28日 11時) (レス) @page40 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めまして!ユナと申します! 小説を読まさせてもらいました!とても面白いです!続きの展開が気になります!更新頑張って下さい♪ (2022年12月12日 19時) (レス) @page40 id: 2353c44e43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なべちゃん | 作成日時:2020年7月22日 11時

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