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爆発する寸前に無一郎くんと別れ、中に入り込み、警察官4人の前に立つ。


ドォンッ


『くっ…!』

シィィィィ_____


”拾ノ型 穿面斬・籮月____!”

呼吸を使って爆発ごとなぎ払う。


『早く逃げてください!』

「あ、ああ…」


4人が建物から出たことを確認する。

(これ以上は危険ですね…。でもまだ…!)

進もうとすると、


ドォンッ


二度目の爆発が起きた。

早く抜け出さないと…!


”弐ノ型 珠華ノ弄月____”

なんとか経路を確保して、外にでる。


降谷さんを見つけた。


『降谷さん!』

「っ…?!無事だったか…」

驚いたような表情。


『ええ、私は無事です。でも多分、まだ中に…!』

悔しい。救えなかった。


「…そうか」

そして彼もまた、歯を食いしばり、同じ表情をするのだった。





緊急柱合会議が開かれた。


「無一郎、A。無事でよかったよ」

『「ありがとうございます」』


だけど…

『報告によると、今回のサミット爆発によって鬼殺隊士2名、公安警察官が8名亡くなったそうです…』


「どうするんだァ?」

「うむ…これからの方針を…決めなければ…」


「まだ何も公安の方からは伝達されていないんですよね…」

姉さんが言った。

「うん、被害状況しか…」


爆発で鬼殺隊士が亡くなるなんて…前代未聞だ。


「これだけの爆発、被害。これから大きな混乱が招かれるだろう。どうする」

伊黒さんの言う通りです。


「これから鬼も増えるんじゃねぇか?」

それが心配ですね…


ともかく、しばらくの間は警備を強化し、様子を見る、と言う結論に至って解散となった。


(では、私も…)


部屋を退室しようと思ったら、


「A!」

姉さんに声をかけられた。

『はい…?』


振り向くと、姉さんが泣きそうな目で



「無事で、良かったです…」



と言ってくれた。


不安だったのだろう、姉さんも。もう、誰も失いたくはないから。



『うん…。ただいま、姉さん』



今を大切にしなくちゃいけない。

私たちの”未来”は保証されていないんだから。





プルルル______


蘭さんから?


『もしもし、どうしました?』

<Aちゃん、助けて…!>

切羽詰まった、らしくない声。

『…?!何が起きたんですか?』

<お父さんが…、お父さんが、捕まっちゃう…!!>

『え…』

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はる - 初コメ失礼します!!この小説大大大大大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月15日 14時) (レス) @page40 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - めちゃくちゃ続き気になります!更新待ってます! (8月14日 20時) (レス) id: 72e740ca3a (このIDを非表示/違反報告)
ハス - それぞれの正義を掲げ、進んでいく人たちがもう本当にかっこいいです!いつ続き出るかなと、毎日楽しみにしております。頑張ってください!! (8月7日 15時) (レス) @page40 id: 45098ead67 (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています🥰 (4月28日 11時) (レス) @page40 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めまして!ユナと申します! 小説を読まさせてもらいました!とても面白いです!続きの展開が気になります!更新頑張って下さい♪ (2022年12月12日 19時) (レス) @page40 id: 2353c44e43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なべちゃん | 作成日時:2020年7月22日 11時

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