居酒屋妄想日記 ３冊目

二人の後輩 ページ34

〆．リクエスト



今日も、バイト。



「あー今日は智洋先輩と大毅先輩と………藤井、藤井………あっ、流星先輩か」



とか言ってみたりして。



流星先輩は全員から名前で呼ばれてるから、名字なんて全然聞かないんだよね。



のんちゃんもそっか。でもたまに大毅先輩が「小瀧」って呼んでるしなぁ。



淳太さんも名前で呼ばれてるかも。照史さんは……「照史」と「親方」どっちが本名なのか。



青「親方やろ」



「わぁっ？！………りゅ、流星先輩っ」



青「驚きすぎ」



ナイスリアクション、と流星先輩の手が頭に乗せられる。



赤「流星〜！あひゃひゃひゃひゃ！！捕まえたぁ！Aおはよ！」



「あ、おはようございます」



流星先輩に飛びつく大毅先輩。



後ろから智洋先輩が呆れ顔でついてくる。



緑「突然やったら危ないやろ？」



赤「流星とAを二人にさせとくほうが危険やわ！」



ふーん！と拗ねてしまった。子供や。



「そろそろ勤務時間ですよ、早く着替えてください」



青「んん」



わ、流星先輩寝そう。



そうこうしているうちに時間は過ぎ、四人で下へ降りていった。



客「神ちゃん！！と、しげ〜」



赤「おいコルァ！！人をおまけみたいに……っ、あれ？末澤と古謝？」



緑「おー、どしたんこんなとこで」



………………？



なんだなんだ？新しい登場人物？



平和に終わったらいいんだけど…………



と思っていたら、その二人と一緒に今江くんが座っているのが見えた。



もうどういう繋がりなの！！！？



緑「あ、A、流星。こいつら、俺らの高校ん時の後輩なんよ！こっちが末澤誠也、こっちが古謝那伊留。で、奥が……奥の人知らんなぁ」



今「今江大地です！久しぶり、Aちゃん」



「久しぶりだね」



赤「え！？そこ二人は知り合い！？」



みんな騒ぐ中、流星先輩だけがマイペースにタイムカード押してる。みんなの分も。



「あ、ありがとうございます」



青「しげのだけ押してない」



赤「なんでやねん！？」



どうやら、末澤くんと古謝くんは、今江くんと同じ大学らしい。なるほどね。



赤「あ、二人にもこいつのこと紹介するわ、俺の彼女の西畑A」



「盛大な嘘です、ここでバイトしてる西畑Aです。よろしくお願いします」



あ、大毅先輩泣いた。



〆．

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