夫婦 ページ33
〆．リクエスト
水曜日の夕方。
シフトの入り時間は六時、
予約が殺到するのも六時。
なんだけど、今日は七時から団体予約があるくらいで、ほかは新規かな？って感じ。
私が店に来た時に一組だけ、穏やかな老夫婦が２番テーブルについていた。
月に一度くらいのペースで来店してくださるんだよね。
軽く会釈して二階に上がると、はまちゃん先輩が既に着替え終えてのんびりケータイをいじっていた。
「おはようございます」
紫「んぉ、おはよーA！」
「珍しいですね、この時間にまだ二階って」
紫「あー、予約が今日は遅めやからな！のんびりできるわけ」
はまちゃん先輩は、水曜や金曜などの早い時間から混む日は五時から入ってたりする。
本人曰く、「暇だから」だそうで。
「そういえば今日はあと大毅先輩と流星先輩が来ますよね？」
紫「そーそー！二人ともちょっと遅れんねんて。タイミングええよな、これ予約が六時から入ってる時やったらやばかったで」
「………ですねぇ」
なんだかんだ言って、上手く回せちゃうのがはまちゃん先輩なんだけど。
紫「お、そろそろ六時や、降りよか」
「はいっ」
サロンを巻きながら階段を降りるはまちゃん先輩が、慣れてて余裕ある感じでなんだかかっこいい。
………好きだから、色眼鏡が入るのかな？
一階へ降りてタイムカードを押すと、照史さんから担当の指示が入る。
橙「はまちゃんはいつも通り案内お願い。Aはホールで、お客さん増えてきたら流星と二階お願いするわ。またタイミング見て言うから、それまでは一階で」
「はい！」
紫「りょーかい！」
二人揃って敬礼。
橙「あほか」
ケラケラ笑う照史さん。
私ははまちゃん先輩とハイタッチする。
客「………ふふふ」
「？」
客席からの笑い声に反応する。
あ、老夫婦が私たちを見て笑ってたのか。
客「�霤弔気鵑函帖帖�Aさんね。二人、なんだか息があってて夫婦みたいねぇ」
「ふ、夫婦！？」
客「ほんまやなぁ。お似合いやし……や、空気がもう熟年夫婦やなぁ」
紫「どーも！」
夫婦って………。
満更でもなさげ(寧ろめちゃくちゃ嬉しそう)なはまちゃん先輩に、胸がドキドキした。
〆．
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モン(プロフ) - ストーカーに連れ去られそうになった時に現れる神山くんがみたいです、、！！！ (2018年8月25日 5時) (
レス) id: e7be3e9b8b (このIDを非表示/違反報告)
azukinako(プロフ) - またかいな!!って思うかもしれないんですけど、ストーカーのもうちょっとエスカレートてしまった話が読みたいです!!リクエストです!!よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年8月23日 1時) (レス) id: e717d1acf8 (このIDを非表示/違反報告)
みく - 呼び方は大くんがいいです！オチは神ちゃんか淳太くん希望です！いつも見てます！これからも頑張って下さい！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 4b5bbab9a8 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - いつも陰ながら応援させていただいております！呼び方は大毅くんがいいです！オチは流星さん希望です！ (2018年8月22日 23時) (レス) id: 9f593ee763 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - あえて先輩呼び続行がいいです！！オチはぜひハマダか淳太先輩で！お願いします！居酒屋うぇすとで働きたいです…！大好きです応援してます！ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 302a30ab33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年7月12日 21時
