オケオール ページ1
〆.
赤「行こうぜーいっ!」
カラオケで何か食べ物頼んだら、高いんだよね。
ってことで、まかないはちゃっかり頂いて、大毅先輩と店を出た。
橙「しげ、Aのこと守るんやで?夜は危ないねんから」
赤「りょーかい!……誰にも触れさせへんわ」
そんな会話を背中に受けながら。
確かに…夜遅く遊ぶのは怖いなぁ。
それでも大毅先輩がいるから大丈夫と思えるのは、この前の一件があったからだろう。
大毅先輩なら、私を守ってくれる……そんな信頼がある。
まあ、さっきのことで、ちょっと大毅先輩を意識しちゃってるんだけど。
彼にも襲われかねないな、と。
赤『一発目ぇぇぇぇぇぇぇいくでぇぇぇ!!!ええじゃないかぁぁ!!!!』
「きゃー!!」
ドリンクを運びに来た店員さんにドン引かれるほど騒ぐ大毅先輩。
に、ノる私。
赤『ひとつひとまずなんでやねん♪』
「なんでやねん♪」
大毅先輩は異常に歌が上手かった。
聞き惚れてしまいそう。
赤「どやっ!」
「すごいです!素敵です!」
今日はオールナイト。
とことん楽しんでやろうじゃないの!
赤「えっ、Aこれ歌えるん!?高音やん!」
「ふふん、出せちゃうんですよー」
大毅先輩の意味不明な合いの手も時に挟みつつ、時間は過ぎていった。
赤「最後にもう一回、ええじゃないか歌う〜」
「好きですね。最後やし盛り上がりましょう!」
本当に楽しくて、時が経つのも忘れていた。
気が付けば日の出の時間で、そろそろ……と意見が一致し、ラストは大毅先輩が最初に歌った曲。
赤『舞い上がれ〜パッと〜♪はっなっふぶっきぃ♪』
大毅先輩が、私の方を見て笑う。
今までで一番、優しい笑顔のように思えた。
赤『Aっ、好きやぁあ!!』
「へっ…!?」
赤『ええじゃないか〜ええじゃないか〜♪』
…………今のって。
大毅先輩の隠しきれていない赤い顔に、確信してしまう。
そういうこと、だよね。
ご機嫌に歌う大毅先輩のことを、私は直視できなくて。
おふざけじゃないってわかってしまう。
赤「……さ、帰ろか!はぁ〜歌った歌った!」
「はい………そうですね」
その後何を話したかなんて、何も覚えていない。
〆.
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モン(プロフ) - ストーカーに連れ去られそうになった時に現れる神山くんがみたいです、、!!! (2018年8月25日 5時) (レス) id: e7be3e9b8b (このIDを非表示/違反報告)
azukinako(プロフ) - またかいな!!って思うかもしれないんですけど、ストーカーのもうちょっとエスカレートてしまった話が読みたいです!!リクエストです!!よろしくお願いしますm(_ _)m (2018年8月23日 1時) (レス) id: e717d1acf8 (このIDを非表示/違反報告)
みく - 呼び方は大くんがいいです!オチは神ちゃんか淳太くん希望です!いつも見てます!これからも頑張って下さい! (2018年8月22日 23時) (レス) id: 4b5bbab9a8 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - いつも陰ながら応援させていただいております!呼び方は大毅くんがいいです!オチは流星さん希望です! (2018年8月22日 23時) (レス) id: 9f593ee763 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - あえて先輩呼び続行がいいです!!オチはぜひハマダか淳太先輩で!お願いします!居酒屋うぇすとで働きたいです…!大好きです応援してます! (2018年8月21日 21時) (レス) id: 302a30ab33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はゆな | 作成日時:2018年7月12日 21時