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sideチャニョル
「ジヘ、話がある」
会議の前に話しておかないと。そう思って、ここに来た。ジヘの部屋は、あの日以来だ。
「チャ、ニョルオッパ…」
少しだけ、痩けたように見える。目を潤ませて、俺を見上げる表情は、不安そうで、胸が痛む。
「明日、会見の日程調整してくる」
「えっ」
「俺達の、婚約会見。ギョンスが明後日にするから、その後になると思うけど、」
その前に、家族に挨拶にいこう。
「オッパ…」
「はっきりしない態度で不安にさせて、ごめん」
「…ううん、嬉しいです…」
「幸せになろう、二人で」
ハッキリしなかった自分が悪い。だから、俺は、ジヘとの未来を選ぶよ。
−−−−−−
時間も遅いし、簡単に話だけ済ませて帰ってきた。
-「おかえり、ごめん、先寝るね」
-「あ！ちょっと、自分だけ飲んでずるい」
食いしん坊なAがあんまりご飯を食べていなかった。
酒、大好きなAが全く飲んでなかった。
「はっ、やっぱ俺、馬鹿だな…」
よく気を付けていれば、気がついたはずなのに…
一人では広すぎるソファーに座ってでっかいテディベアに寄りかかると当たり前だった日常が頭の中に流れてくる。
-「バッグのなかでどこにあるかすぐ分かるでしょ！だから、赤にしたの」
得意気な顔で言っていたけれど、そうやって結局、赤のものばっかり買って、バッグの中で見分けつかなくなってじゃん…
-「ねぇ、わたしウェディングフォト和装でも撮りたい」
ごめん。俺じゃ叶えてやれなかった…
なあ、Aも、こんな気持ちだった…？
どうしようもなく不安で、会いたい気持ち。
いや、そんなわけないか…
これ以上に辛い思いさせたよな。
「これ、返そ」
思い立ったら、行動。少し緊張するけど、ギョンスの部屋の扉をノックする。
「何、」
「これ、Aの忘れ物。とりあえず、ギョンスに渡しとくよ」
「手帳？日記？」
「いや、中身見てないから分かんない。それと、」
「ん？」
「俺も、ちゃんとギョンスの言うこと聞いとくべきだったわ」
できるだけ、笑顔で言う。後悔が、こいつに、伝わらないように。
「じゃ、明日！」
納得いかないような顔したギョンスを残して宿舎を出る。
言いたいことはやっぱ言えなかった。
そうだよな、俺がそんなこと口に出すなんて烏滸がましいし。
だけど、心の中で思うくらいいいだろう。
ギョンス…Aを頼んだよ。
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ビビ(プロフ) - えりさん» 本当に、ギョンスどうした、の一言に尽きますね(笑)ありがとうございます、続編(？)もよろしくお願いします(*^^*) (2016年1月13日 23時) (
レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ぎょぎょさん» わああああ、お、落ち着いてください(わたしもですね) 更新、頑張ります、ありがとうございます^^ (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ちびっこさん» ああありがとうございます！ただひたすら、男前ギョンスをお送りしております。(笑)あと少しですが頑張ります(*^^*) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - リコさん» リコさんいつもありがとうございます〜^^ほんとに、ジョンインはよく、活躍してくれます。(笑)こんな弟、わたしもほしいです。。。 (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - まゆきちさん» ありがとうございます^^チャニョルもようやく気づいたので、あとは、後は幸せになってくれるだけ、と信じたいのですが…(笑) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ
| 作成日時：2015年12月17日 0時
