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-side チャニョル
そろそろ、ジヘも安定期に入る。つわりは全くないみたいで、まあ、個人差があるらしいし、そんなも
のか。
モデルをしているジヘは、妊娠しても相変わらず、綺麗だ。というか、可愛い。あーもう、本当に、俺の癒し。
小言なんて言わないし、俺の話をにこにこして聞いて、手なんてすっべすべで、俺のことを一番に考えてくれる。
料理はそんなに得意じゃないけど、俺が食べたいって言ったもの、一生懸命作ってくれるし。
あの部屋で一緒に暮らすのもいいけど、やっぱ、ジヘは嫌かなあ…。けど、宿舎へも徒歩数秒、事務所までもすぐだし、家財道具一式揃ってるわけで。
うーん…
「あ、もしもし、ジヘ?」
-「オッパ!どうしたんですか?」
「家のことなんだけど、」
本当は、すぐにでも一緒に暮らしたかったけど、なんとなく、半同棲な生活が続いてしまっていた。そうだよ、そりゃ、嫌だよな、あの部屋じゃ。
-「チャニョル、オッパ。今日、行ってもいいですか?ちょっと遅くなっちゃうけど」
「うん。待ってる。家で話そう。食べたいもの、ある?買っとくよ」
-「ふふ、ありがとう。甘いものが食べたいです。」
「了解!待ってるから!」
甘いものか。帰りに、近くのカフェに寄って帰ろうかな。
「ヒョン、今日は自分の部屋に帰るんだね」
「ジヘ、来るからね」
「俺もいく」
「ジョンイン、」
お前、ヒョンがとられるのが寂しいの?あながち、俺の片思いではなかったようだ。
「僕もいく」
「え?ギョンスも?ジヘ来るまでならいいけど…」
「俺も」
「ベクまで?いいけど、散らかってるかも」
「ジヘくるときしかあの部屋帰ってないんだからそんな散らかるわけないでしょ」
まただ。最近、こうやって、ギョンスはよく、つっかかってくる。ジヘのこと、気に入らないのは、分かるけど、だからって、俺が選んだ相手なのに…まだ、疑ってる?
「お腹すいたし、ついたら、ギョンスヒョン、何か作って」
「いいけど、色々、あるの?」
「あー、まあ、それなりに食材もあったはず」
「鍋とかは?」
「たぶん、そのまま」
さすがのあいつも鍋までは持って行ってないだろう。鍋ひとつ買うのも、散々迷って、結局セットで全部買って、じゃあ、はじめからそれで良かっただろって感じだった。
そっか、そういう残してったやつも、ジヘは嫌かな。
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ビビ(プロフ) - えりさん» 本当に、ギョンスどうした、の一言に尽きますね(笑)ありがとうございます、続編(?)もよろしくお願いします(*^^*) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ぎょぎょさん» わああああ、お、落ち着いてください(わたしもですね) 更新、頑張ります、ありがとうございます^^ (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ちびっこさん» ああありがとうございます!ただひたすら、男前ギョンスをお送りしております。(笑)あと少しですが頑張ります(*^^*) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - リコさん» リコさんいつもありがとうございます〜^^ほんとに、ジョンインはよく、活躍してくれます。(笑)こんな弟、わたしもほしいです。。。 (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - まゆきちさん» ありがとうございます^^チャニョルもようやく気づいたので、あとは、後は幸せになってくれるだけ、と信じたいのですが…(笑) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ビビ | 作成日時:2015年12月17日 0時