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ー『お父さん、僕と結婚してください！』
ー『ああ！間違えました！Aさんと、結婚、させてください！』
「んっ…夢か…」
1年ちょっと前の夢で目が覚めた。あのとき、チャニョルは、まだ、日本語が片言で必死に練習していたのに、いざ、父を前にすると、がっちがちに固まってたっけ。
最初はチャニョルの職業と外国人っていうことで、難色を示していたけれど、実際に会ってみると、中々いい青年だ、とかなんとか言って、許してくれたんだった。ミーハーの母は、心配しつつも大喜びで…
今日は、両親のところに、きちんと伝えに行かないと。緊張しすぎてこんな懐かしい夢、見たのかな。
「ただいまー」
「おかえりなさい。韓国から帰ってきたらすぐ顔見せるって言ってたのに、あなたのすぐは、何ヵ月かしら」
「ごめん、お母さん、ちょっとばたついてたの。お父さんは？」
「リビングにいるわよ」
ふぅ…。言わなきゃ。ママになるんだから、しっかり、しなきゃ。
「あのね、チャニョルとの婚約、なくなっちゃったんだ」
手元の新聞から視線を逸らさないお父さん
「まあ、帰国するって聞いたときに、そうとは思ってたけど」
さすが、お母さんだ。
だけど、もっと、ちゃんと、言わないといけないことがあるの。
「彼の子ども、妊娠してるの」
どちらの、顔も見れなくてただひたすら、絨毯の模様を見つめる。
本当に、両親に一番、申し訳ない。
「今、何周目なの？」
「へ？」
「赤ちゃんよ、赤ちゃん！」
予想外の母の言葉に肩の力が一気に抜ける
「反対、しないの…？」
読んでいた新聞を静かに畳んで、こちらを見つめる父。
「そんな報告をしに来たってことは、もう、決めたんだろう」
「お父さん…」
「今さら、何も驚かん」
「あなた、昔から言い出したら聞かない子だったじゃない」
お母さん…だめだ。泣かないって決めてたのに、想定外の両親の言葉に堪えても、堪えても溢れてくる。
「それで、今、どれくらいなの？」
「15週目。あのね、双子なの。」
「双子！？女の子？男の子？」
「それは、まだ、聞いてないの。次の検診のときに、聞いてみようと思って」
世間はきっとこんなに、優しくない。だけど、本当にわたし、お父さんとお母さんの娘で、この家族に生まれてよかった。わたしも、双子とこんな家族、作れるかな。
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ビビ(プロフ) - えりさん» 本当に、ギョンスどうした、の一言に尽きますね(笑)ありがとうございます、続編(？)もよろしくお願いします(*^^*) (2016年1月13日 23時) (
レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ぎょぎょさん» わああああ、お、落ち着いてください(わたしもですね) 更新、頑張ります、ありがとうございます^^ (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ちびっこさん» ああありがとうございます！ただひたすら、男前ギョンスをお送りしております。(笑)あと少しですが頑張ります(*^^*) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - リコさん» リコさんいつもありがとうございます〜^^ほんとに、ジョンインはよく、活躍してくれます。(笑)こんな弟、わたしもほしいです。。。 (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - まゆきちさん» ありがとうございます^^チャニョルもようやく気づいたので、あとは、後は幸せになってくれるだけ、と信じたいのですが…(笑) (2016年1月13日 23時) (レス) id: 9934b56d6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ
| 作成日時：2015年12月17日 0時
