JUMP 弱ります 7

. ページ27

高木サイド



最近俺も含めみんな忙しかったからかな…楽屋が今までにないくらいピリピリしたのは。

ピリピリした環境の中、大人数でいて口喧嘩があるのは仕方ないこと…なのかな？



有岡「なんでさっきまで居なかったひかまで入ってくんの？」

八乙女「いや。普通誰でも止めるから。それに大ちゃんだって喧嘩止めてたんじゃないのかよ。」

高木「おい、みんなそろそろ止めろって……はぁ。」



本当に、本当に最初の頃は山田と裕翔の小さい喧嘩だけだった。

俺らも、あー喧嘩珍しいな。くらいの感覚で特に止めようとかはしなかった。

けど日に日にヒートアップして、いつの間にか有岡くんが仲裁に入った…んだけど、有岡くんって感情的になりやすいから逆効果。

で、そこからはその喧嘩を止めようと仲裁に入る人が喧嘩をするようになってって…。

なんとまぁ、俺以外全員が喧嘩してる状況に。



山田「てかさ、そもそも知念が急にきついこと言うからこうなったよね。」

知念「は。何も全部僕が悪いとは言えないよね？やめてよ。」

伊野尾「いやそもそも山田と裕翔のしょーもない喧嘩からでしょ。イライラするのは分かるけど何もあそこまでねぇ…。」

中島「ちょっと待って…大ちゃんが人の喧嘩に深入りし過ぎだからでしょ。」

薮「おい。大ちゃんは止めようとしてくれたんだぞ？それはないよ。」



何この喧嘩…キリがない。



高木「みんな一旦頭冷やそう。そしたら落ち着けるから。確かに山田と裕翔の喧嘩から始まったけど原因がそれってわけではないよね。」

有岡「高木それってさ、自分を正当化させたいから言ってるの？」

知念「確かに。雄也さっきから喧嘩に参加してないから…なんか自分だけ関係ない感出てるよね。」

高木「まだ言う？いい加減にしろ。みんな最近ピリピリしてるって話したじゃん。だから喧嘩があるのは仕方ないけど、やり過ぎって俺は言いたいの。」

八乙女「え…と。喧嘩やり過ぎで止めてくれてる…のは分かった。ありがと。けどさ、喧嘩悪化してからじゃ遅いじゃん。」

高木「起こったことは仕方ないよ。だから今からでもいいからみんな落ち着いてよ。」



俺がそう言うとみんなが黙った。

これでなんとか収まったかな。

確か前もこんな感じでなんとか喧嘩収められたから今回もいけたよな。









＿けど、今回の喧嘩はまだ終わらなかった。

.→←高木　喧嘩 (ゆーさんリク)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す