12時間目。 ページ25
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四谷side
僕ら野郎組は、毎朝、朝練のないメンバーで登校してるんだけど、
今日は三村くんから連絡があって、
三村くん今日、Aも一緒でいい?
Aちゃんが居るなんて、
もしかしてやっと進展したのかな、とか思って、肯定の意味を込めたスタンプを送った。
皆も次々と返信して、皆が良いって言うから、
「Aがありがとうって言ってる」って一言が入ってた。
よし、会ったら事情聴取だ！
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なんて、意気込んだのが間違いだったみたい。
六「え、付き合ったから一緒に来たんじゃないの？」
○「違うよ、笑 本当にね、私も何かあったら嬉しいんだけどね、、笑」
どうやら、作戦はちゃんと実行してたらしいAちゃん。
でも、
やっぱり心配になってしまって、家に行こうとしたら鉢合わせて、
三村くんが誘ってくれたから、一緒に来ただけらしい。
そんな事を野郎組の皆の後ろで3人だけで話してると、
蓮「ねぇ、A、帰りも皆で帰らない？？？」
突然振り返った三村くん。
○「っえっと、、皆さんが、良いなら、？」
そんなの勿論良いに決まってる。
四「うん！勿論だよ！」
僕がそう言うと、他の皆も大きく頷いた。
○「どうしよう、帰りたいって言ったけど、怖いかも…」
四「大丈夫！僕らが居るから！」
六「そうだよ！また僕らと話してればいいじゃん？」
○「うん、そうだよね、笑 ありがとう！頑張る！」
そんな事を話していればあっという間に着いた学校。
下駄箱で、
六「また後でね！」
四「授業頑張って！」
○「ありがとう！2人もね！…っ皆さん、また！」
そう言って、走っていったAちゃん。
周りでは
「可愛い、！」「天使だったぁ〜」「また帰れる！ミムりんナイス！」
なんて騒いでいたけど、
Aちゃんを見て、
どこか愛おしそうに微笑んでいる三村くんが
何を考えているのかは分からなかった。
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作者名：ぴゅかぴゅう | 作成日時：2020年5月10日 15時
