山 田 さ ん 家 の 3 兄 弟

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「大貴ー！そろそろ行くぞ！」



大貴「あ〜、待って待って」



あれから急いで準備してなんとか時間通りにいきそうだ。洗面所の掃除は大変だったけど、、笑




3人分のお茶を水筒に注いで、それぞれのランドセルと保育園リュックに入れる。よし完璧っ




ただ、、大貴が2階の自分の部屋へ行ったっきり降りてこない！呼んでも呼んでも2階からテキトーな返事が返ってくるだけ笑


間に合うのか、、
いや間に合わせなきゃだめだけど()




そして丁度家を出る時間になった時に、大貴がとぼとぼ2階から降りてきた。


しかしいつもの笑顔はなく、めちゃくちゃ表情が暗い。




「大貴？どしたの、？」




大貴「えっと、あのさ、、」




深刻な顔の大貴は珍しい。
何か嫌な事があって学校に行きたくないとか、？




俺はドキドキしながら大貴の言葉を待った。




大貴「図工のきょうかしょ、なくした、、」




へ？図工の教科書、、
なーんだ大したこと無かった！



って、、！

な、なくした！？
まだ小学校入って数ヶ月しか経ってないじゃん！()
どーするよ！




「ちゃんと全部さがした！？」


大貴「さがしたよっ、でも無かったの、今日ずこうの授業なのにどーしよーっ！」




泣きそうな顔をする大貴。そこで俺はハッと思いつく。




「慧、ちょーっとランドセル見せてね〜」




慧「ふぁ？」




準備満タンの慧が背負っているランドセルを開けて、中をごそごそ。。



大体こういう時って慧がもってるんだよね、、()
前も似たようなことがあった気が、





涼介「あ！あった！」




1年1組山田大貴と書いてある図工の教科書を発見！やっぱり！俺って慣れてるー！←




大貴「あー！よかったあ！」




ほんと良かったよ、、笑
なかったらどうしてたんだ、潔く怒られてこいって言ってたかもな、()





って、のんびりしてる場合じゃない！






「慧、大貴、侑李！急ぐぞー！」



侑李「まってまってえ、だっこしてっ」



侑李さん、、いきなり抱っこですか笑
まあ可愛いからいいんだけど！





"「行ってきます！」”




4人で大きな声で行ってきますを言う。
これは毎日の日課！




今日も山田家頑張ります！




ーーーーーー

こんばんは。さくらもちです
これ言うの遅くなったんですけど、涼介くんの奥さん(3兄弟のお母さん)は病気で亡くなってて、今はいないという設定です。なので涼介くんはシングルファーザーです！よろしくお願いします！

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