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占い師は天を仰いだ、キラキラと舞い落ちる水晶の欠片が地に刺さる。 ページ33

「おっ、龍巳じゃん。」

「綺菜子さん、何ニヤニヤしてんすか。」

「べっつにぃ?お前らラブラブだなーって。」


綺菜子はアストと龍巳の顔を交互に見てくるりと背を向けた。


「どっか行くの?」

「うん、まぁね。」


綺菜子は割れてしまった水晶玉を横目で見た。

新しい水晶玉を探しに行くのだ。


「この子とは…だいぶ長い間一緒にやってきたんだよ。」

「…」

「アンデット…不死の私を守っていてくれたの、魔法を使う時も、占いをする時も。」


綺菜子は溜め息を吐いた。


「千年は短かった、それよりもあんた等は短い、頑張りなよ。」

「…ありがとう。」

「お礼なんて珍しい、明日は雪かな?それとも槍かな?」


戯けて見せると龍巳とアストはクスリと笑った。

綺菜子はそのまま姿を消した。

水晶玉が弾けて空に舞い上がった。

そして、落ちた。

その後、綺菜子がどこへ行ったかは誰も知らなかった。


「龍巳、良かったの?」

「それが彼女の選択した道だ、誰がどんな道に歩もうが俺の知ったこっちゃない。」


アストより前を歩く龍巳は一筋流れ落ちた涙を拭う事はしなかった。

拭ってしまったら美しい水晶の欠片も消えてしまうと思ったから、

全てが消えてしまうと思ったから。

龍巳はまだ、戦場を歩く。

終わらない日に月は深く微笑む。→←広がる熱とどこかで聞いた声。



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龍巳@キチガイ - 一部名前を変えている方もいらっしゃいます、コメント欄で名前を晒すのも止めて下さい。中傷、無断転載も同様です。ルールを守って下さいね。 (2016年10月7日 22時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 感想はこちらのコメント欄にてお願いします、TwitterのIDを載せたりするのは絶対にやめて下さい、評価は星とTwitterのふぁぼでお願いします。 (2016年10月7日 22時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:龍巳@キチガイ | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。  
作成日時:2016年10月6日 22時

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