【黒子のバスケ】未来へのキセキ XⅠ (ページ1)

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第501Q 新星誠凛高校ページ1

「試合に先立ちまして両チームの紹介を行います。
初めに黒のユニフォーム、誠凛高校」

そのアナウンスの後、また歓声が上がる。

「引率教諭武田健司、監督相田リコ」

深く会釈をするリコに観客から「マジで女子高校生が監督なの！？」や「アリなの！？」と声が上がる。

「続きましてスターティングメンバーの紹介です。
11番黒子テツヤ。」

ベンチにいるメンバー、リコとハイタッチをかわしながらコート中央へ。
降りかかる声援は完全に注目選手並みである。

この時、アレックスが服の中にいた2号が「わんっ！」と吠えた。服の中に忍び込ませて連れてきていたのだ。

「10番火神大我」

声援はまさに"キセキの世代"並み、ちょうどこの時氷室が紫原たちと合流した。

「間に合ったみたいだな…(頑張れよタイガ…！)」

「7番木吉鉄平」

コート中央に着いた木吉は天井を見上げた。

「(ついに来たんだ…ここまで。やるぞ…！悔いは絶対残さない。)」

その彼の姿を見てため息と舌打ちをした紫原と花宮がいたとか…？

「5番伊月俊」

彼には"キセキの世代"を抱える各校のPGたちは注目を寄せていた。

「今日は責任重大だな…」

「なんせ"キセキの世代"赤司のマークや。
何かしら手は打つんやろうが…
とは言え1人で何もできひんようじゃ話にならんで。」

そして、最後に呼ばれるのはそのチームの心臓である。

「4番日向順平」

その姿をまじまじと見つめる桜井に若松は冗談混じりにこう告げた。

「緑間抜いたらシューターで1番じゃねーのか、もしかして。」

「それはないです。…ただ入り始めたら脅威なのは間違いないです。そして精神的にもチームの要はやはり彼です。」

日向紹介を最後に、誠凛のスターティングメンバーがコート内に集まった。