7話 ページ9
貴方「変な気配はこのへんからなんだよねぇ。」
私は感じたことのない鬼の気配に興味が湧いて気配を追ってきたんだけど、
何なのここ。蜘蛛まみれだよ。
気持ち悪いよぉ。足がいっぱいある生き物嫌いなんだよぉ…。
貴方「変な鬼と会って話そうかなって思ったけど…こんな気持ち悪いとこずっといるなんて無理だからさっさと仕留めちゃおー。」
所詮、鬼は鬼。
人を喰らう。
感じたことのない気配だったから…
もしかしたら鬼とは何か違うかもしれないと思ったけど…
貴方「そんな期待、するだけ無駄だよね。」
なんて考えながら少し歩くと
目の前で子供の鬼と赤い髪の少年が戦っていた。
鬼は血鬼術で少年にとどめを刺そうとしている。
貴方「……!!」
少年が危ないと思い飛び出していこうとしたが義勇さんの気配が近づいているのに気づき、気配を消して隠れた。
今、私は鬼だ。
出ていったら確実にやられる。
義勇さんならなんとかしてくれるだろうと思っていると本当に一瞬でなんとかしてくれた。
かっくいーね!!!
とりあえず落ち着いたし帰ろうと思い歩こうとした瞬間、少年の声が響いた。
少年「鬼であることに苦しみ、自らの行いを悔いている者を踏みつけにはしない…!」
…え?何言ってるのあの子
少年「鬼は虚しい生き物だ。悲しい生き物だ。醜い化け物なんかじゃない」
…なに?
なになになに????
もしかして義勇さんに向かってそれを言ってるの?
柱だよ??
わかってる??
私はなぜか怖くて少年の方を見れなかった。
少年「鬼は人間だったんだから……俺達と同じ、人間だったんだから。」
耳を疑うとはこの事だろう。
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芋子 - 夢世_yumese_さん» すっかり忘れてました!ご報告ありがとうございます!! (2020年2月22日 1時) (レス) id: faddf62cd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月21日 15時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芋子 | 作成日時:2020年2月21日 10時