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28話 ページ30

貴方「?…私…え…鬼なの?人間なの?」

母「…」


お母さんは何も言わなかった。
どちらとも言えないのだろう。


貴方「おかっ…ねぇ…お母さん!!!」



必死に母に答えを求める。
人間だと言ってほしかった。



ガサガサッ


貴方「?!」


突然草が踏まれる音がした。
音がする方に注意を向けると人とは違う気配があった。


母を見ると気づいていないようだった。


やはり私は母とは違う生物なのだ。



今は夜。つまり私は今は鬼だ。
鼓動が早くなる。苦しい。


?「おぉい。その女食わねぇなら俺に譲ってくれよぉ」


気配のする方を見ていると男が現れた。
腐ったような血の匂い

鬼だ。

こいつも鬼だ。


わかる。鮮明に、奴が鬼だとわかる。


鬼は人を食らう
お母さんは普通の人間だ。
ここままでは食べられていまう


守らなくては。
私も鬼ならば私が戦わなくては。



貴方「…っ母さん!!!逃げて!!!!」

母「Aっ!!!!」

私は鬼に飛びかかった。
倒せなくたっていい。
ただ母が逃げる間の時間稼ぎ出せでも。

どうせ私は死なないんだ。


しかし戦い方を知らない私は鬼に弾かれ少し離れたところに飛ばされた。


貴方「うぐっ…」

母「Aっ!!Aっ!!!!」

鬼「人間を守ろうとするなんて気持ちわりい奴だなぁ!!!俺は母親なんかすぐに食っちまったよ!!」


鬼はニタニタと笑いながらお母さんに近づく。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:恋愛
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芋子 - 夢世_yumese_さん» すっかり忘れてました!ご報告ありがとうございます!! (2020年2月22日 1時) (レス) id: faddf62cd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月21日 15時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芋子 | 作成日時:2020年2月21日 10時

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