27話 ページ29
ごめんなさい。
そう言おうとした瞬間だった。
ボトッ…
父の頸が地面に落ちていたのだ。
貴方「……え?」
状況が理解できない。
父の頸が急に無くなった。
ゆっくりと父の頸の前を見るとそこには人が立っていた。
誰??誰なの??
母はその人を見るやいなや
すぐさま私の手を引いて森の奥に逃げていった。
私はまだ状況が理解できていない。
森に入る直前灰になりかかっている父は言葉を発した。
父「 ____________ 」
意味がよく理解できなかった。
私は母に引かれるがまま走り続けた。
しばらくして母は立ち止まり
私を抱きしめた。
貴方「ねぇお母さん。お父さんは??」
何も答えない母。
貴方「どうしてお父さんの頸が斬られたの??なんでっ?どうして??何か悪いことしたの??」
母は俯いて泣いていた。
しかしなにかを決したのか私を真っ直ぐ見て
母「A。昔、よく話してた鬼と人間のお話覚えてるでしょ?」
覚えている。
鬼と人間の話とは、鬼舞辻無惨という鬼の呪いを解いた鬼が人間と恋に落ち子供を授かるという話だ。
母「それはね…私達の事なの…。黙っていてごめんなさいっ。お父さんはね、人食い鬼なの。さっきお父さんを斬った人は鬼狩りなのっ。」
泣きながら説明する母。
頭が追いつかない。
呼吸が上手くできない。苦しい。
貴方「じゃあ…わたしは???」
どっちなの‥??
母「…貴方は昼間は人間なの。でもね。夜になると鬼の気配に変わるのよ。」
この時の感情はどう表したらいいのだろう。
自分でもよくわからない。
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芋子 - 夢世_yumese_さん» すっかり忘れてました!ご報告ありがとうございます!! (2020年2月22日 1時) (レス) id: faddf62cd7 (このIDを非表示/違反報告)
夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月21日 15時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芋子 | 作成日時:2020年2月21日 10時