51 2ヶ月 ページ5
白「必ずお金返しますんで…」
『いいですよ、助けてもらったお礼ってことで』
歳下に奢られるのを気にする気持ちは分かる。でも今回ばかりは私が奢りたかったんだ、お礼として。
たまたま財布も忘れてくれて、ある意味良かった。忘れたのはダサすぎると思うけど
頭を抱える白膠木さんを置いて歩き出したら、白膠木さんは後を追ってきて、当たり前かのように私の横に並んだ
白「うわさっむ!」
『もうすぐ冬ですね…』
白「1年あっちゅう間やなぁ…」
早いもので今年も残すところあと2ヶ月だ。学校に仕事、怒涛の毎日だったけどそれはそれで楽しかったなぁ、なんてまだ2ヶ月あるのにしみじみ思う。
『白膠木さん、今年はどんな年でした?』
白「それって12月後半に聞くやつとちゃう?もう聞くん?」
『ふと気になって』
白「うーん…まだ内緒にしとこかな」
『えっなんでですか、まだってことはまた教えてくれるんですか?』
白「2ヶ月後に教えるわ」
『あー、はい、分かりました』
今教えてくれても…いや、まぁ2ヶ月あるし
『ん?』
白「どないしたん?」
『いや、なんかいつもより眩しい気がして』
白「あ〜あれや、確かもうライトアップ始まっとるしそれちゃう?ハロウィン終わったから」
『なるほど〜クリスマスムードって訳ですか』
白「そそ、まだ12月にもなってへんのになぁ」
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作者名:ロキ | 作成日時:2019年11月4日 0時